やはりツァディクのZahava Seewald & Psamim / Kovedの方はYouTubeでは見当たりませんので、今日は彼女の動画を貼っておきます。1本目はSong based on a text from Samuel Hanagid. Melody by John Zornとありますので、ジョン・ゾーン関連です。2本目はセファルディ(スペイン系ユダヤ)関係ですが、1本目はどちらでしょうか。リズムはオリエンタルな感じですし、2本目のようにセファルディ関係では伴奏にウードが入ることが多いので、その方向性の作品ではと思います。2本目で弾かれているのは、一見ウードのように見えますが、リュートに似た細い音でフレットがあるのでラウートでしょうか。
Zahava Seewald & Zohara I would lay down
A la Puerta del Rio by Zahava Seewald & Michaël Grébil
バート・バカラックの曲を聞いて思う事は、金管楽器やストリングスの印象的な使い方で、I Say A Little PrayerやAlfieはその代表曲でしょう。すかすかのトランペット(あるいはフリューゲルホルン?)の爽やかな音を聞いて「晴れた午後(放課後)の誰もいない校庭」を長年勝手に連想していました(笑) 究極のリラックス・サウンドと言えるでしょうか。独特なストリングスも、後のアメリカのTVドラマ(チャーリーズエンジェルとか)などで類似の音楽をよく耳にしたように思います。
彼はアカデミックな作曲技法をダリウス・ミヨー、ヘンリー・カウエルに師事したそうですが、そう言えば、ミヨーも金管を上手く使った作品がありました。ヘンリー・カウエルにも確か金管の曲がありました。今回調べて興味深かったのが、50年代に多くの曲を書きためながら不遇だった時期に大女優のマレーネ・ディートリヒがバカラックの才能を見抜いてバックに起用したことで、一緒に写っている写真も見かけました。余談ですが、マレーネ・ディートリヒは大阪万博にも来てコンサートを行ったそうです。これは聞きたかったです! リリアーナ・カヴァーニの映画「愛の嵐」の挿入歌も歌ったかも知れません。当時8歳ですから何も分からないでしょうが(笑)
今日の2本は、トロンボーンによるジャズ風のアルフィーと、カーメン・マクレエによるClose To Youです。カーペンターズの歌唱の邦題は「遙かなる影」でした。明日Don't Go Breaking My Heartの動画が見つかって、上げる時間があれば良いのですが。
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