2021年2月24日 (水)

再びトリテ・プチ

前回のЖална горо(ジャルナ・ゴーロ)も、今回のТропанка(トロパンカ)はもちろんТрите пъти(トリテ・プチ)も、かなり動画が見つかります。3曲とも現地ではよく知られている曲と言うことなのでしょう。トリテ・プチの映像で、インストのみの演奏で楽器がよく見えるものがありました。左からガイーダ、タパン、アコーディオン、カヴァル、アコーディオンです。タパンは現物は見たことがありませんが、ドラム・セットのバスドラを抱えて叩いているようにも見えます。それ程低音は出てないので、大きいだけでしょうか。音色はカフカス・ドラムに少し似ています。2本目は先日とは別のトリテ・プチのダンス映像です。

Трите пъти - Народна песен инструментал

 

ТРИТЕ ПЪТИ - SOUTH BULGARIA

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2021年2月22日 (月)

トロパンカ тропанка

ブルガリアのフォークダンスに戻ります。トロパンカですが、日本コロムビアのLP「世界のフォークダンス 東欧編」に入っていたのと同じ旋律は、なかなか見つからない感じですが、原語のтропанкаで検索すると夥しい数の映像が出てきます。農村の素朴な踊りの印象がありますが、調べてみると「ブルガリア北東部のドブルジャ地方のフォークダンスで、2/4拍子の音楽に合わせて、顔を合わせて、手をつないでラインまたは弧を描いて踊ります。もともとは男性の踊りでしたが、現在は男女混合で行われることが多いです。」とありました。大体想像通りです。このLPの冒頭に入っているので、変拍子ではなくてもなかなか印象的で、80年代に人気のあった3ムスタファズ3などが演奏したら案外面白いかもと当時思ったものでした。

Кичка Христова- Кичина тропанка

АНМБ,,Силистр,,Доброж.тропанка.1989г

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2021年2月19日 (金)

コロブチカとマイム・マイム

ブルガリア特集中ですので、トロパンカを入れるべきですが、やっぱりコロブチカは最強。懐かし過ぎて涙が出ます(笑) 放送でかけたのと同じで、「魔法使いサリー」に使われた音源で間違いないでしょう。録音は1962年のようで、時期的にも一致します。日本のフォークダンス版トロパンカは見当たらないので、イスラエルのフォークダンス、マイム・マイムを代わりに上げておきます。最強の2曲です。トロパンカは、また来週。(以下放送原稿を再度)

この盤からもう一曲、ロシア民謡になりますが、コロブチカもおかけしておきます。原曲は19世紀の詩人ネクラーソフの長編詩に旋律が付けられ民謡化した「行商人」(コロベイニキ)です。1960年代末頃のアニメーション「魔法使いサリー」の学芸会のフォークダンスのシーンでかかっていたのは、この演奏ではないかと常々思っておりました。個人的に、古き良き昭和40年代を思い出す演奏です。

 
「コロブチカ」 フォークダンス 1962

「マイム・マイム」 フォークダンス 1960

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2021年2月18日 (木)

ドブルジャのホロ 他

ゼアミdeワールド247回目のネットラジオでの放送、水曜夜8時半にありました。ラジオでは14日22時にも放送されました。21日22時と24日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。今日の動画はドブルジャのホロだけにしておきます。フォークダンスと歌ものは、それぞれまた後日。

今回からスタジオ収録に戻りました。ブルガリアの5回目は前回に続いて、数年前に民族音楽の名門レーベルSmithsonian Folkwaysから出た「ブルガリア音楽の肖像~失われた世界への旅 1966-1979」から抜粋してご紹介したいと思います。前回は選挙特番が22時からあったため21時に放送が急遽変わりまして、聞けなかった方もいらっしゃるのではと思いますので、この盤について再度少し解説しておきます。
CD2枚組と図鑑のような豪華な本が付いたセットで、ポリフォニーばかり紹介されがちなブルガリア音楽に、大きな一石が投じられたという印象を持ちました。編曲されてない民謡や器楽そのものの貴重な録音です。
ニューヨークのバルカン・アーツ・センター創設者でもあるマーティン・ケーニッヒ(Martin Koenig)がカメラとポータブル・レコーダーを携え、1966年から1979年の10数年の間、6度に渡りブルガリアを旅行し、その当時まだ活気に満ちていた伝統文化継承の様子を収め、絶滅の危機に瀕していた希少な文化を捉えています。今では工業技術の発達やグローバル化によって完全に消滅してしまったと言われるブルガリアの生活様式を、視覚/聴覚から追体験することができる内容に仕上がっています。前回8曲かけましたが、今回は予定していた残りの3曲からご紹介します。

2枚目の6曲目はルーマニアに近いブルガリア東北部ドブルジャ地方のホロです。擦弦楽器はヴァイオリンかガドゥルカか、判断が難しく聞こえます。

<2-6 Добруджанско хоро ドブルジャ地方のホロ 3分30秒>
Dobrudzhansko horo (Dobrudzhan dance)

7曲目のトロパンカは、日本ではブルガリアのフォークダンス曲としてある程度知られているようですが、もちろん一つの旋律ではなく、たくさんのトロパンカが存在します。倍音成分が多く聞こえるので、共鳴弦の付いたガドゥルカの独奏だと思います。

<2-7 Тропанка トロパンカ 2分31秒>

トロパンカの比較で、74年に日本コロムビアから出ていたLP「世界のフォークダンス 東欧編」から、トロパンカをおかけします。日本で知られているトロパンカの旋律はこの曲だと思います。

<フォーク・ミュージック・アンサンブル / トロパンカ 2分20秒>

この盤からもう一曲、ロシア民謡になりますが、コロブチカもおかけしておきます。原曲は19世紀の詩人ネクラーソフの長編詩に旋律が付けられ民謡化した「行商人」(コロベイニキ)です。1960年代末頃のアニメーション「魔法使いサリー」の学芸会のフォークダンスのシーンでかかっていたのは、この演奏ではないかと常々思っておりました。個人的に、古き良き昭和40年代を思い出す演奏です。

 
<フォーク・ミュージック・アンサンブル / コロブチカ 3分>

「ブルガリア音楽の肖像~失われた世界への旅 1966-1979」に戻りまして、2枚目11曲目のトリテ・プチという曲は「3回」と訳が出て来ました。バグパイプとタパンのデュオのようですが、前回のカバガイーダ・オーケストラのように同じ始まり方をしています。エネルギッシュな演奏です。

<2-11 Трите пъти 3回 4分46秒>

歌ものをかけていませんでしたので、若い女性歌手二人を器楽が囃し立てる明るく溌溂とした1枚目22曲目のПушка пукна / Одзолу иду връцка колцаを、まずおかけします。その後で女性二人の交唱の民謡Потайно Рада годияを聞きながら今回はお別れです。ロシアの本当の民謡にも似た、茫洋とした感じのスラヴらしい歌です。
今回併せてかけようと思っていたブルガリアGegaの現地盤「トラキア民謡アンサンブル」は、次回に回します。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<1-22 Пушка пукна / Одзолу иду връцка колца 2分14秒>
<1-14 Потайно Рада годия 5分48秒>

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2021年2月17日 (水)

Жална гороとБогомилы

月曜のТрите пъти(トリテ・プチ)は247回目の曲ですので次回に回しまして、前回のЖална горо(ジャルナ・ゴーロ)と言う曲ですが、グーグルの翻訳にかけているので正しいかどうか分かりませんが、「惨めな森」とありました。「哀れな」でも良いのかも知れません。別のクリップにはЖална горо, жал ми е на тебеと、歌詞の一部か正式名称らしき表記がありました。森に対して詫びているような内容のようです。Smithsonian Folkwaysの「ブルガリア音楽の肖像~失われた世界への旅 1966-1979」では、女性の独唱をブルガリアの擦弦楽器ガドゥルカが伴奏していましたが、やはり類似の編成が多いようです。他の楽器が入っても、トレモロの持続音がほとんどのようです。日本の民謡をどうしても思い出してしまう歌で、1本目のソリナ・ボゴミロヴァの歌唱のようにフリーリズムでコブシを回していると、やはり追分に似て聞こえて仕方ないです。米Smithsonian Folkways盤の歌手はBozhurka Tupankovaでした。2本目はМартина Дибекова - 13 г - Жална гороとあります通り、13歳のマルティナ・ディベコヴァの独唱ですが、節が違います。同名曲で色々節があるのでしょうか? 
もう一つ、Богомилова=ボゴミロヴァの頭のБог=ボグは、ロシア語では「神」の意味で、ブルガリア語でも同じですので、何か神職関係の人なのか、あるいはブルガリアを中心にバルカン半島で信仰されたキリスト教の一派で異端のボゴミール派=Богомилыと関係があったりするのか気になります。

Сорина Богомилова – Жална горо

Мартина Дибекова - 13 г - Жална горо

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