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2007年9月10日 (月)

トンバクの神様

ペルシア音楽シリーズ、昨日に続いてトンバク特集。
トンバクの神様、ホセイン・テヘラーニ(1912-73)の演奏もユーチューブで何本か見れます。
トンバクのアラブ的な呼称はザルブ。(ダラブッカと同語根)

テクニック的にはもっと難しいことをやっている人もいますが、この人の絢爛でありながら清冽な音色は、ペルシア古典トンバクの理想の姿として一段上に見られていると思います。この楽器を独奏楽器として確立したのもテヘラーニですし、彼の影響を大なり小なり受けていない奏者自体いないのではと思われます。現在広く使われているトンバク用の3線譜を考案したのも彼です。

hosein tehrani
短いクリップですが、テヘラーニのソロ。どっしりと線が太いのに華麗な粒の揃った音は凄いの一言。変幻自在に旋律楽器と亘り合う所など、鳥肌が立ちます。伴奏ものは今の所見かけませんが、見つけたらまた貼ります。

Hossein Tehrani tombak (zarb) ensemble
でっかいトンバクの表が燃えると、中からトンバク奏者が7人w
黒いサングラスの人が師匠のホセイン・テヘラーニ
これ以上の奏者は出ないだろうと言われた素晴らしいトンバク伴奏者でしたが、こういう奇抜なアイデアも色々披露した人。

Tehrani play solo tonbak (lokomotiv)
テヘラーニの必殺技、蒸気機関車の音真似。トンバク一つで発車から到着まで。  
えっ?汽笛は違いますよww

(本稿は、地元のSNS、イマソウにアップしていた記事の転載)

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