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2007年11月30日 (金)

ダゲスタンのチュルク系

昨日に続いてダゲスタンですが、今日はチュルク系の2民族を中心に。
チュルク系は主にクムクとノガイの2グループですが、彼らがコーカサス系よりカスピ海寄りにいるのは、古来東西交易を担ってきた存在だからでしょう。ロシア語に取って代わられるまでは、クムク語やアラビア語が商業言語として機能していたようです。首都のマハチカラもクムク人の多いカスピ海沿岸にあります。

Kumuk Dansı www.uyanturk.org

クムク、クミク、クムイク、クムィクと、日本語表記はばらばら。チュルク系ですが、このビデオで見る限りは、メロディや踊りはかなりコーカサス的に感じられます。

Nogay Turkleri ногай татар Тюрк NOGAY TATAR TURK KIRIM

ノガイ人やクリミア・タタール人の集ったコンサートでしょうか。この辺りは日本人やモンゴル人と見間違えるような人が結構います。ノガイはダゲスタンの北東部からチェチェン北部にかけて住むキプチャク系のチュルク系民族。コーカサス的なクムクとは大分違う感じの音楽が多いようです。

Magomed-Tamir Sindikov  about Rasul Gamzatov- great avar writer-poet

こちらはコーカサス系のアヴァール関係の貴重なビデオ。アヴァール人の民族詩人(Avar Folk Bard)ラスル・ガムザトフ(1923-2003)が書いた有名な「鶴」のアヴァール語による歌唱。この詩はロシア語に翻訳されてから作曲され、「ロシア民謡」として日本でもよく知られている曲です。

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