北コーカサス2 チェルケス
今日はアディゲの東隣(ロシアのクラスノダル州を挿んでですが)のカラチャイ・チェルケスのチェルケス。
チェルケスはコーカサス諸語なのに対し、カラチャイはチュルク(トルコ)系。東隣のカバルダ・バルカルもコーカサスとチュルクの民族が一つの国に並んで住んでいます。どうしてそれぞれの語族でまとまらず、こういう風になっているのか不思議です。
チェルケスはアディゲ、カバルダと一緒にCircasian(サーカシアンと読むのでしょうか、邦訳されていない気がします)というコーカサス諸語のグループに入り、言葉はチェルケス語またはアディゲ語と総称されるようです。グルジアからの分離独立を主張し続けている北西部のアブハジアとは、グルジアよりも言語・伝統的に近いそうです。
踊りを見る限り、アディゲよりチュルクやタタールの影響が感じられるような気がします。ここならイスラームと言われても、イメージ的にぴったり来る様な気もしますね。
カルパックの一種になるのか、チェルケスのダンサーは白髪の鬘?を被っています。これを見るとトルクメンを思い出しますが、もしかしたらカスピ海を渡って伝来したのかも知れません。つま先たちはバレエの盛んなロシアから入ったのか、逆にコーカサスがルーツなのか、これも謎w 男性の踊りですが、妙に中性的な感じがします。レズギンカ型の速い8分の6拍子が目立ちます。
しかし、コーカサス(特に北)は驚きの連続です。
北コーカサスの詳細な地図は土曜の記事に載ってますので参照してください。
Mountaineers dance
Shible Wuppertal Wuic
http://www.youtube.com/watch?v=p6V5-ywKxWU
アディゲ(またはチェルケス)の亡命グループか? ピナ・バウシュで有名なヴッパタールでの舞台のようです。残念ながら埋め込み禁止。
Mezagho chesh - Sokur Olga
http://www.youtube.com/watch?v=OL2-Myy40HI
チェルケス(またはアディゲ)の女性ポップシンガー、ソクル・オルガ。レズギンカ型の速い8分の6拍子が目立ちます。残念ながら埋め込み禁止。
Talk in the village (Adyghe spectacle)
http://www.youtube.com/watch?v=zrs1k29ZxCg
アディゲの女漫才?w
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