アディゲのレズギンカ
昨日に続いてアディゲの国立民族舞踊団ナルメスの舞台より、今日は世界的にもポピュラーなレズギンカ。北コーカサス各国にありますが、まずアディゲから。
その前に、まず昨日の記事で二つ訂正です。男性陣が着ていたのは「チェルケスカ」と呼ばれるコーカサスの一種のウワッパリだそうです。
またUork Kafaのリズムですが、カフカス民族舞踊の教本(ロシア語からトルコ語に翻訳されたもの)に載っている楽譜では、2/4拍子で表記されているそうです。それで、1拍が3連譜になっているとのことでした。ではペルシアの舞曲に多い、3拍子とも2拍子とも取れるヘミオラ型のハチロク(6/8拍子)かというと、そうではなく、飽くまで2拍子を強調するようです。
以上をご指摘頂いたふぁどさんはモスクワ在住で、色々貴重なコメントを頂いているのですが、最近の日本のブログサービスは海外のIPからのコメントとかトラックバックを一括スパムとしてはじいてしまう傾向が強いそうで、ブログにコメント出来ないらしいので、ここで私が代弁いたしましたw イランからは大丈夫なのに、ロシアだと何でダメなのでしょうか。謎です。しかし、イランでは逆にyoutubeは見れないようです。
Special Lezginka - Лезгинку танцуют отдыхающие
ハチャトゥリアンがガイーヌで一躍有名にしたレズギンカ(勿論一番有名なのは「剣の舞」ですが)。グルジアから北コーカサス一帯に見られる踊りですが、こちらはアディゲの民族舞踊団ナルメスのソリストによるもの。薪能のような舞台が雰囲気あります。引っ張り出されて踊る観客を見ると季節は夏のようですが、ダンサーたちはコーカサスの正装で身を固めていて、そこがまた素敵です。
Adyge folk music - Попурри адыгской фольклорной музыки
アディゲ国立民族舞踊団ナルメスの伴奏楽隊。ハチャトゥリアンのレズギンカではスネアドラムで代用している太鼓ナガラ?(確か)の独奏も聴けます。樽型の両面太鼓のようですが、よく見えないのが残念。
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