北コーカサス3 カバルディン
北コーカサス特集、3つ目の国はカバルディン・バルカル。
カバルディンがコーカサス系、バルカルがチュルク系です。Kabardin, Kabardino, Kabardey, Kabardaといくつか綴りがあるようですが、もしかしたら非常に複雑と言われるコーカサス諸語の格変化でしょうか。
不思議なのは、ダゲスタンではチュルク系がカスピ海沿い、コーカサス系が山の方中心に住んでいるのに対し、カフカス北西部のCircasianの場合は、コーカサス系が低地、チュルク系が高地にいるようです。何ででしょうか?w ロシアを悩ませた勇敢で誇り高きコーカサスの民は、山岳民族のイメージが強いのですが。もっともコーカサスは5000m級の山が連なる所、Circasianが住む辺りでも富士山くらいの山はいくらでもあるようですが。 何度も書きましたが、地図は17日の記事に載っております。
バラキレフの「イスラメイ」の原曲らしきクリップは見つからず。残念! 見つかったらまたアップします。
KAFA kabardian dance (feat. Madina Shomakhova)
アディゲの時にUork Kafaという舞踊のビデオをアップしましたが、こちらは同じ系列になるのでしょう、Kafaのカバルディン版。こちらはゆったりとして長閑。レズギンカ型のリズム系が目立ちます。やはり男性はつま先立っていますw 長過ぎる袖は馬に乗る時に寒いからではないかという説があるようです。
Kabardinka Academic Dance Ensemble - K'afa
こちらはカバルディンのカーファの群舞。
Kabardinka Tleperife
レズギンカでもカーファでもないカバルデイの別な舞踊曲のようです。
Yıwan Vladimir / Wored
カバルデイの吟遊詩人?ユワン・ウラディーミル。ロシアのバラライカとグルジアのパンドゥーリの合いの子のような弦楽器(楽器名不明)を弾き語ります。これは珍しいクリップ。終始レズギンカ~イスラメイ型のリズム。
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