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2007年12月18日 (火)

無伴奏チェロ組曲5番 Gavotte

今日は5番のガヴォット。一瞬の発音の閃き、響きのバランス、しなやかさなど、繊細なテクニックが求められる曲。
最初の音が残念ながらちゃんと入っていませんが、マイスキーは最弱音から弾き始めます。中間部の3連譜の流れるような美しさは特筆もの。はっと驚くフィンガリングも随所に。
ハイポジションで少しずつ上がったり下がったりして重音を取らなければ弾けない難曲中の難曲。人差し指と3度の間隔の小指で2本5度で押さえる3重音など、過酷なフィンガリングを要求する曲です。
ガヴォットといえば、どこか可愛らしい舞曲のイメージがありますが、この曲にはそんな感じは微塵もなく、「魂のガヴォット」とでも言えましょうか。J.S.バッハの書いた絶唱の一つだと思います。

Bach - Cello Suite No.5 v-Gavotte

05 - Pogorelich - Bach - English suite no.3 - Gavotte

一昨日アップしたポゴレリッチのイギリス組曲3番からガヴォット。この曲も素晴らしいです。最初の和音のインパクトは20年以上経っても忘れられません。どちらかと言えば、グールドの演奏で覚えている曲です。

Jacques Loussier plays Bach, gavotte b minor

ジャズ・バッハで一世を風靡したジャック・ルーシェの演奏。 ガヴォットで引っかかりましたが、これは無伴奏ヴァイオリンのパルティータ1番のブーレです。ガヴォットは間違い。
しかし面白いアレンジです。ルーシェにはジャズ・マタイなんていうのもありました。

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