コーカサスの弦楽器、打楽器
今日はコーカサスの弦楽器、打楽器編。レズギンカなどのコーカサスのリズム面を担当する重要な楽器です。予習になりますが、グルジアの映像を交えて見て行きましょう。
Pankisuri
これはグルジアの弦楽器ソロ。パンドゥーリが有名ですが、少し違う名前のようです。北コーカサスでもこれと似た音色のもっと胴が細長い弦楽器が使われます。結局楽器名は分からずですがw メロディライン、リズムもコーカサス系同士でそっくりです。
Lezginka / Lekuri (Лезгинка)
オランダ在住(サーカシアン移民では?)のコーカサス音楽の愛好家の演奏。ギターによるレズギンカ。
Adige Nise
アディゲかカバルダの古い貴重映像。グルジア風の男声合唱のバックには、チェロのように構える擦弦楽器が見られます。これは現代では余り使われないのでは。
sukashvili-lekuri
踊りも跳躍が多く見ごたえがありますが、打楽器群が強力で低音豊か。これもグルジア側の映像のようです。
Kavkaz - Dhol Virtuoso's
これもおそらくグルジア。ドールの四重奏。盛り上げ方、曲芸的な所作がいかにもカフカス。太鼓ごとのピッチの違いを上手く生かしているようです。
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コメント
このダンスは凄いダイナミックというか、
体育会系ですね!
バレエ好きな嫁さんが
「これ日本でみれないの!!!」
と大興奮です
投稿: ヒロセ | 2007年12月 2日 (日) 20時38分
>ヒロセさん
つま先立ちは、もしかしたらコーカサスがルーツなのかもと思いましたが、どうなんでしょう。ここからロシアのバレエに入ったのかもなんて思いますが。しかし、このビデオ、エネルギッシュで民族色満点です。
グルジアの舞踊団は、来たことあるのでしょうか。余り記憶がないです。これをクルド風にやると「剣の舞」になる訳ですな。ハチャトゥリアンはグルジア生まれのアルメニア人ですから、こういうのをいつも見ていたんでしょうね。
北コーカサス各地の踊りも、ここ半月余り色々アップしてありますので、是非見てみてください。
投稿: Homayun | 2007年12月 2日 (日) 21時06分