市丸姐さん
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
昨日までは長い間バッハ特集でしたが、正月ということで、いきなり転換します。松の内の間は「和」で行きましょうか^^
ていうか、2日3日はブログをお休みします。9月以来初です。ZeAmi自体ほぼ完全にお休みですので。
※写真は今朝撮った我が家から見た初日の出。雲の上からですが。
今朝も能の「翁」とのセットで見れました。2年連続^^
能で良いのがあればよかったのですが、祝儀ものでは意外に見つからないので、今日は昭和初期の鶯芸者の一人、市丸さん(1906-97)の昭和8年の大ヒット曲「天竜下れば」。
中山晋平作曲の名調子です。曲や節回しは勿論ですが、この歌詞も最高。流行り歌ではありますが、粋ということを強く感じる歌です。
市丸さんは、端唄~俗曲や小唄の名人でもあった粋筋の方ですが、あの「東京音頭」のオリジナルを歌った小唄勝太郎(女性)や、端唄の名歌手の藤本二三吉(ふみきちさんも女性^^)、赤坂小梅らと、戦前に「鶯芸者」として一世を風靡しました。この歌でビクターの看板歌手になりましたが、美人画のモデルにも起用されるほどの美貌でも有名。確かに^^
「天竜下れば」を聞くと、何故か昔々その昔に祖父に連れて行ってもらった温泉地の渓谷の風景を思い出し、今は亡き祖父を思い出してウルウルしてしまう節です。爺さん子でしたから。^^;
最近父に聞いた話では、若い頃市丸さんのファンだったとか。これには驚きました。
天竜下れば
天竜下れば
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