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2008年1月19日 (土)

ユル・ブリンナーのジプシー歌謡

今日はロシアのジプシー民謡の名曲「二つのギター」。歌うのはハリウッド映画のスターとして有名なユル・ブリンナーです。これは前から上げておかねばと思っていたビデオです^^ 
「二つのギター」は、19世紀中葉に流行した「ジプシー・ロマンス」の伝統を感じさせるメランコリックで芳醇な味わいの佳曲。ジプシー民謡自体は、ソ連時代に入ってからは不健全で退廃的であるとして、亡命ロシア人音楽家などによって演奏されることがほとんどだったようです。先日のシャリアピンも帝政時代が全盛期だった歌手ですから、「黒い瞳」も歌っていたのでしょう。ジプシー・ロマンスは一部ロシアの詩人の活動とも共鳴しあい、一種の都市歌謡として大いに流行ったそうです。非ジプシーの詩人たちの筆から生まれたロマンス(「物語詩」のように理解すれば良いのでは)を、ジプシーが演奏して民謡化するというパターンも多く見られ、「二つのギター」もその中の一曲です。ロシアにギターを持ち込んだのはジプシーと言われていますから、ギター伴奏が大体入りますが、多くはロシアのみに見られる7弦の特殊なギターが使用されます。
ユル・ブリンナーは、映画「荒野の七人」「十戒」「王様と私」等で知られるスキンヘッドの俳優。ロシア出身でジプシーの血が入っているらしいと聞いていましたが(ウィキペディアによるとジプシーの血は引いてないようです)、こんなに見事な歌声を披露していたとは驚き。相方のアリョーシャ・ドミートリエヴィッチは、おそらくジプシー系でしょう。

以下ウィキペディアより
ユル・ブリンナー(Yul Brynner,1920年7月11日 - 1985年10月10日)はロシアのウラジオストック出身の俳優。
当初はサハリン生まれのスイス人と日本人のハーフと称していたが、実際にはスイスとモンゴルの血を引く父親と、ユダヤ系ロシア人の母親の間にウラジオストックで生まれた。幼少時代は中国やフランスで育った。パリでナイトクラブのミュージシャンやブランコ曲芸師として働いていたが、俳優を志すようになり、1941年にアメリカに移り演技の勉強をした。ラジオやテレビシリーズに出演するようになり、1950年代中盤からアクション映画や歴史大作でエキゾチックな魅力を発揮するようになった。

Yul Brynner sing «Two guitars»

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