アゼリのもう一人の名手とシリア・カマンチャ
擦弦楽器シリーズの続きです。アゼリのケマンチャ名手の演奏と、シリアのアッシリア系?若手演奏家。前者は9月頃イランのケマンチェとの比較で一度アップしたファイル、後者は初アップで、北欧で活動している人のようです。ムニス・シャリフォフさん、凄いです。昨日のハビル・アリエフ翁だけでない、アゼルバイジャン楽界の層の厚さをひしひしと実感させます。
Munis Sharifov, Azeri Kamanche Player
アゼルバイジャンのムニス・シャリフォフの至芸。2度目の登場ですが、何度見ても素晴らしいです。終わりの辺りなど、思わず唸ってしまいます^^
Josef Özer - Li Qritho Kamanca (Suryoyo Sat)
音階や装飾の入れ方が、先日のクルドのケマンチェ少年とかなり似ています。言葉は現代のアラム語でしょうか。ヘブライ語に代わって古代パレスティナでも話されていたセム系のアラム語の現在形で、おそらくイエス・キリストはアラム語で話していただろうと考えられています。
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