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2008年3月15日 (土)

クレタのリラ

昨日はトルコ東北部のギリシア文化の残存する地方のクリップを見ましたので、今日は予告しておいたクレタ島のリラへ。リラはオスマン古典に使われるケメンチェより少し大振りな洋ナシ型のボディの擦弦楽器。ラウートと一緒に強靭な地中海のリズムを刻む様はとてもインパクトがあります。
クレタと言えば、ギリシアでも最も古いミノア文明が栄えたところ。現在のギリシアの住民はトルコ人やスラヴ人との混血が多いわけですが、クレタなど島嶼部の伝統音楽にはトルコが入ってくる前の古いギリシアを感じる音が多いように思えます。明らかに昨日のトルコ北東部の音楽と似ていると思いますが、どうでしょうか。

Crete Music Vasilis Skoulas Lyra

クレタのリラ奏者兼歌手のヴァシリス・スクーラスの歌うクレタの歌。ラウートのかき鳴らし伴奏で、一種ミニマルなフレーズを反復するのが典型的なイメージです。

PSARANTONIS-MALEBIZIOTIS

クレタのジミ・ヘンとの異名を取るプサランドニスの楽団の演奏。ラウートを左右に配置した強力なリズム編成。しかしこのリズム、凄く地中海を感じます。

Ross Daly Live in Berlin 1994

様々な音楽を遍歴した後、クレタ音楽に行き着いたというアイルランド系の音楽家、ロス・ダリ(真ん中の人)のライヴ演奏。彼は地中海の色々な楽器を操るマルチ・インストゥルマンタリストでもあります。左にイランのトンバク奏者ケイヴァン・シェミラーニを迎え、サブ・リラ奏者も従えた演奏。無国籍音楽風に聞こえますが、クレタ音楽から構成した曲のようです。

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