« アルメニアのカマンチャ | トップページ | アゼリのもう一人の名手とシリア・カマンチャ »

2008年3月11日 (火)

アゼルバイジャンのケマンチャ

アルメニアは後数日続きますが、近隣国の弓奏楽器(擦弦楽器とも)でちょっとしばらく国を超えて見てみようかと思います。今日はアゼルバイジャンのケマンチャ。昨日触れた名手ハビル・アリエフ(1927-)の至芸です。キングのワールドミュージックライブラリーの中の「カスピ海の旋律」に彼の弾くバヤーテ・シーラーズが収録されていて、90年代にNHKFM「世界の民族音楽」のテーマ曲になっていました。各ビデオ結構長いですが、お時間の許す限りアゼルバイジャン共和国人民芸術家の称号を持つ名手の妙技をご堪能下さい。

Azerbaycan Musiqisi Habil Eliyev 5

この人の語りかけるような演奏は絶品です。この楽器は低音が豊かなので、少し大きいかも知れません。

Azerbaycan Musiqisi Habil Eliyev 6

打楽器伴奏が付いた演奏。80歳記念演奏?のようです。

Great maestro Shajarian & maestro Habil Aliov, Morghe sahar

大分前(確か9月)にシャジャリアンやアリザーデ他のバム震災のチャリティーコンサートの演奏をアップしましたが、同じMorghe saharをハビル・アリエフと一緒に演奏しています。この曲はやっぱりマーフール旋法の中でも屈指の名タスニーフだと思います。20年くらい前の映像でしょうか。解説にTalare Roudaki, Tasnife morghe sahar とありますが、ペルシアの詩聖たちの中では一番古いルーダキーの詩だったのでしょうか。驚きです。

※最後に、昨日クルドのジプシーのケマンチェ演奏のビデオをアップしましたが、そのビデオについて、マイミクのふぁどさんからメッセージを頂きました。ふぁどさん、いつも有難うございます。
ビデオの解説にzigeuner junge(若いジプシー)とあったのでジプシーかと思いましたが、彼はヌサイビン(トルコのシリア国境に近い町)のベヤズスというところで有名なケメンチェ弾きの少年のようです。クルド人らしいです。ふぁどさんはトルコ各地を初め、アゼルバイジャン、ダゲスタン、キルギスなどのトルコ世界のフィールド調査をされていたので、ヌサイビン辺りにも行かれたそうです。前に書いた通りで、モスクワからは何故かブログにコメントできないようですので、私が代弁しておきました^^

|

« アルメニアのカマンチャ | トップページ | アゼリのもう一人の名手とシリア・カマンチャ »

コーカサス (カフカス)」カテゴリの記事

コメント

CDで何度となく聞いた曲をこうして見られて感激です。
とても80歳とは思えません。すごいですね。

投稿: amina | 2008年3月11日 (火) 22時28分

>amina様
コメント有難うございます。FMと同じバヤーテ・シーラーズがなくて残念ですが、本当この人風格もあるし、素晴らしい演奏家ですね。

投稿: Homayun | 2008年3月11日 (火) 23時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アゼルバイジャンのケマンチャ:

« アルメニアのカマンチャ | トップページ | アゼリのもう一人の名手とシリア・カマンチャ »