« アブハジアと・・ | トップページ | アルメニアへ »

2008年3月 5日 (水)

イベロ・カフカースの話し

グルジアは一応今日で終わりにします。最後に素晴らしい男声合唱を一本。裏声のクリマンチュリが入っているタイプではありませんが、山々に響き渡るグルジアのオヤジたちの幽玄でアルカイックな歌声は忘れ難いものです。クリマンチュリが入るのは、アジャリアに近い南西部の地方のみのようです。
さて今日のタイトルのイベロ・カフカースです。11月にも書きましたがグルジア語やチェチェン語などのコーカサス(カフカス)諸語は、インド・ヨーロッパ語族(印欧語族)、セム系諸語、チュルク諸語など、周辺のいずれの語族にも属さない、とても古い独立の語族。スペイン北東部からフランス南部にかけてのバスク地方も同様で、やはり周りのヨーロッパの言葉と全く関係がない言語島です。彼らは印欧語族(ラテン、ゲルマン、スラヴなど全て)がヨーロッパの地に入る前からいるヨーロッパの原住民ですね。ギリシアだけは例外でしょうか。
何とこの遠く離れた二つの語族が関係があるらしいという説があります。説というかほぼ確定のようで、言語的な検証もかなり進んでいるようです。カフカス諸語はイベロ・カフカース語族とも言われ、イベロは文字通りスペインとポルトガルがあるイベリア半島と関係があります。カフカス地方は古代ギリシア人から「イベリア」と呼ばれていたようですが、その名残は今も残っていて、例えばグルジア語のアルファベットは「イベリアのアルファベット」と言われています。
そしてカフカスにいたイベリア人の一部が、紀元前3000年頃に現在のスペインの方に移動したらしいのです。印欧語族が侵入するはるか前です。そのイベリア人がバスク人の祖先に当たり、そのためこの地がイベリア半島と呼ばれるようになったようです。

მაყრული/Mak'ruli

Basque flok dance

現在のグルジアとバスクの音楽や踊りが似ている訳ではありませんが、バスクのフォークダンス映像を一本。妙に軽やかですね^^  バスクと言えばベレー帽ですが、やっぱり被っていましたw

|

« アブハジアと・・ | トップページ | アルメニアへ »

コーカサス (カフカス)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: イベロ・カフカースの話し:

« アブハジアと・・ | トップページ | アルメニアへ »