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2008年4月 9日 (水)

ムガーム演奏傑作選

今日はアゼルバイジャンのムガーム演奏の傑作を2本。昨日のサイトからのビデオです。
一本目では男性歌手と2人の女性歌手が交互に聞かせる珍しい編成のように思えますが、とりわけ女性歌手の節回しがイランのタハリールにそっくりに聞こえました。こういうのを聞くとぞくぞくっとしますね^^ 若手のようで、歌手名が分からないのが残念ですが、この国の伝統音楽の層の厚さを実感します。
二本目は今夏来日の決定したアリム・カシモフと娘のフェルガナ・カシモフの歌唱。極めてハイテンションな超絶のヴォーカル(特に父)には、いつもながら驚くばかり。彼らのその他のビデオは11月にアップしてますので、今回は割愛します。(今日の一本も一度アップしたかも知れません。ダブってないか段々チェックが大変になってきました^^;)
蛇足だと思いますが、昨日の2本目の女性歌手のポップス?ですが、ムガームの訓練を十分に積んだ歌い手だと思います。あの特徴的な発声と節回しは、トルコ系の言葉の語感と不可分でしょう。ペルシアの場合とちょっと違って、騎馬民族の躍動するリズムが命だと思います。詩の韻律に左右されると思われる(この点ではイランのダストガー音楽と同じですが)フリーリズム部分においても、それを感じるのが典雅なペルシア声楽との大きな違いでは。

Mugam Gozel Ifa 2!

Alim Qasimov 2

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