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2008年4月 8日 (火)

アゼリのタハリール

アゼリの場合もあの鶯の声のような唱法はタハリールと呼ばれるのでしょうか。今日の一本目で聞かれる歌唱は、ほとんどペルシア音楽の場合と同じに聞こえます。凄いです。アリム・カシモフのようなムガームのスタイルは、確かにタールやケマンチェと言ったペルシア伝来の楽器の伴奏で演じられますが、意外にトルコ族のハートがあちらこちらに感じられるもの。こういう大衆音楽的な内容の中に、よりペルシア的な発声があるように聞こえるのが興味深いです。しかし、現在では余り聞けないスタイルかも知れませんね。こういうのは音源でも余り聞いた覚えがありません。
Teymur Mustafayev とNezaket Memmedovaの歌唱が収録されたこのヴィンテージ映像はこちらから。ここはアゼルバイジャン音楽の宝庫で、ムガームだけでなく、アシュク(吟遊詩人)ものや、今日のような古典唱法の大衆歌謡、現代のポップスなど、実に色々あります。以前マイミクのMさんから教えていただいたサイトでした。
しかし、こうして見ているとやっぱりトルコ系ですから、どこか日本人にも近いアジア的な顔立ちの人がちらほらいますね。(例えば2本目の美人歌手もどこか東洋的に見えますが) 

Azeri Music - Teymur Mustafayev & Nezaket Memmedova

Azeri Music - Ay beri bax

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