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2008年4月17日 (木)

テヘラーニ、サバーを語る

昨日のビデオの姉妹編でしょうか、アボルハッサン・サバー(1902-57)の足跡を讃えるビデオと、弟子でもあり彼の伴奏も頻繁につとめたトンバク名人ホセイン・テヘラーニのレッスン?映像。サバーは55歳の若さでこの世を去りましたが、あのミルザー・アブドゥッラーやダルヴィーシュ・ハーンからタールやセタールを学んだ人で、カージャール朝のペルシア古典音楽の中心で活躍し、20世紀前半のペルシア音楽では、この人の影響を何がしか受けてない人はいないのではと思われるほどの巨匠。セタールとヴァイオリンが中心ですが、他にも色々な楽器を演奏したマルチインストゥルメンタリストでもあったようです。特に味があるのがヴァイオリン演奏で、クリップの中にも静止画像で出てきます。昨日のデイラーマンなどは(MahoorのViolinの一曲目)、まるで人間が歌っているかのように聞こえる驚愕の演奏でした。テヘラーニの強靭な音が伺える映像も貴重です。(どなたかペルシア語の分かる方、テヘラーニのトークを訳していただけたら嬉しい限りですが^^) 昨今日本でも人気の高いペルシアン・ピアノの名人Morteza Mahjubi(モルタザー・マハジュービー)もサバーの同時代人。頻繁にこの映像の中に登場します。

Tribute to Ostad Saba ابوالحسن صبا from students Banan & ..

Ostad Hossein Tehrani talking about Ostad Saba

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