この人もクルマンジー
今日のスィヴァン・ペルウェルは明らかにトルコ側クルディスタンの人。クルマンジーは、トルコと北イラク、イランの北部、カフカス、ホラサーンやトルクメン(近世に強制移住されられたクルド人の子孫)などに住んでいます。ソーラーニやケルマンシャーの言葉がアラビア文字系で表記されるのに対し、クルマンジーはトルコやシリアではラテン文字、カフカスではキリル文字で綴られます。イランにも少なからずいるはずですが、昨日のビデオのようにトルコ側クルドの要素が濃いのかも知れません。
トルコのクルド系アシュク(吟遊詩人)として内外で有名なスィヴァン・ペルウェルですが、彼のビデオは大分前にも一度アップしました。今日の一本目は91年のライヴのようですが、会場には一体何人聴衆がいるのか見当も付きません。大変なカリスマ的存在であることが見て取れる熱~い映像です。「クルドは一つだ!」と歌っているのでしょうか? Favorite this video for all your friends. Please vote for this video.というコメントがまた何とも熱いです。
Şivan PERWER - Kine Em ! Kurdistan - 1991
Sivan Perwer - Halepce
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