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2008年6月26日 (木)

ターゲ・ボスタンの古えの楽士

昨日のビストゥーン(世界遺産でした)の近くにターゲ・ボスタンという遺跡がありますが、ここはササン朝ペルシア時代のレリーフが残っており、その図はササン朝時代の楽器の図像の宝庫と言われています。このyoutubeビデオに出てくるかどうか確認は出来ていませんが、その中には中国を通して奈良の正倉院に伝わった箜篌(クゴ)という竪琴(ハープ)のルーツに当たる楽器(チャング)も彫られています。チャングは古代アッシリアにまでその起源が遡るようです。シルクロード交易を通して琵琶などと一緒にペルシアから伝わりましたが、そのルーツであるチャングはササン朝の宮廷で好んで演奏されました。正倉院には他にも白瑠璃碗(カットガラス碗)などの古代ペルシア伝来の宝物が収蔵されています。

チャングを演奏する楽士(こちらより) 

このビデオのバックで演奏しているタール弾き語り、素朴ではありますが、深い味わいがあってとても良いですね。旋法はおそらくホマーユン(Homayun)でしょう。画面が小さいのが少々難ですが、当地の古典音楽プレイヤーでしょうか。あたかも古えの楽士を追想するかのようなノスタルジックなタール弾き語りです。

Taq e Bostan

Taq e Bostan is situated in the north of Kermanshah, Iran. The magnificent summer palace and royal hunting grounds of Sassanids dynasty some 1,800 years ago. The monuments consist of two arches and a sculptured bas relief known as the scene of investiture of Ardeshir II (379-383 ACE)

Iran- Taqe Bostan

ターゲ・ボスタンの紹介ビデオ。この中には楽器も色々出てきそうです。イスラーム成立以前の、国教がゾロアスター教の時代ですから、イスラーム的な図柄はどこにも見当たらず、ヘレニズム文化の影響や異教的にすら見えるようなイメージもあるように思います。

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