クルド・エトセトラ + ナーゼリー2006ライヴ
クルドもかなりかけて見てきましたが、やはり3月末の周辺で取り上げたヤルサンのタンブール音楽は頭抜けて素晴らしいということを再確認したような気がします。なかなかそれ以上のクリップは見当たりませんでしたね。やっぱりという感じもありますが。往年の歌手ヘセンさんは良かったですが、結構アラブ風なので驚きました。
今日はそんな残りの映像の中から、なかなか興味深い2本を見つけました。
Halabja Art and Music
ハラブジャはイラク東部のクルディスタンの町の名。この地の音楽状況を捉えた貴重映像が次々出てきます。歌は典型的クルド節。国境を挿んでサナンダジが近いので、ソーラーニ方言の地域でしょう。
Dozaleh Solo Improvisation (埋め込み禁止)
ホラサーン、ケルマンシャーのクルド人の組笛Dozalehの即興演奏
ビデオの解説にDozaleh is one of the old folk wind instruments of Iran which is used in mirth celebrations.とありますが、mirth celebrationsと言うのは何でしょうか?
続いてAbu Nasr Farabi had called it Mezmarol-Mosana or Mozdavadg [mozdavej] (married!). It is played in Khorasan, Kermanshah , and mostly in Kurdistan. In some different dialects it is called Zanbooreh.とあります。married!というコメントが気になりますw 東部のホラサーンにも16~18世紀に強制移住させられたクルマーンジのクルド人が結構いますが、主に彼らの間で吹かれているようです。
最後に例のキングレコードのワールド・ルーツ・ミュージック・ライブラリー150タイトル、遂に今日発売になりました! 詳細はこちら
私がライナーノーツを担当したナーゼリーさんの2006ライヴをジャケットだけアップしておきます。明後日位に当店にも入荷予定。遅れましたが明日か明後日にはHPにもアップします。
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