タブリーズのタール名人
アゼルバイジャン式タール演奏の素晴らしいクリップがありましたので、今日はそれを。
タブリーズのタール名人マフムード・シャテリアン(1944-2006)が、生徒たちのために残した映像のようです。ペルシア音楽の場合より楽器を高く掲げ、楽器の素材や作りもかなり違うようです。師匠の極めて自然に紡ぎ出される音はとても素晴らしいですが、この音色を聞くと、どうしてもパラジャーノフの映画を思い出してしまいます。しかしペルシア音楽の影響でしょうか、タブリーズの場合は少し穏やかに聞こえます。後半は生徒でしょうか。ナガラ(ドール?)の演奏も、音色がコーカサス的なのに、テクニックはかなりトンバク風。後ろにアリム・カシモフのポスターが見えます^^
2本目はペルシア音楽のタール名人ジャリール・シャフナーズの演奏。アゼルバイジャン式との比較のために。見た目にも、構え、素材ともかなり違います。シャフナーズはケマンチェのバハーリーやトンバクのテヘラーニ、サントゥールのパイヴァールとの共演も多かった人。当ブログでも主役では登場していませんが、これまでに何度もアップされています。伴奏はもちろんトンバク。
Mahmud Shaterian, Shaterian Darshanase(Amuzeshgah), Tabriz
Mahmud shaterian, Great Azerbayjani Tar Master, Tabriz(1944-2006)
(Recording a music for students)
Tar....An Iranian music instrument
Tar is An Iranian music instrument mainly used in Iranian traditional music, in this video played by an expert Jalil Shahnaz.... この曲はネイのハッサン・キャサイがPLAYA SOUND盤で演奏していたマーフール旋法の一節。意外に他では聞きません。
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