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2008年8月17日 (日)

カシュガルのトランス・ミュージック?

今日の1本目は大分前に誰かに教わって見たものですが、偶然遭遇、久々に見直しました。これは12ムカムのレパートリーとは関係がないもの、のような気がします。沙漠で歌っているのに、やけに音響が良くて、ビデオの計算された演出ぶり。トルコ帽のような被り物。ウイグル版の3ムスタファズ3か?w  楽器は真ん中が前に出てきたドゥタール、枠太鼓はダフ(ダプか?)。
一方2、3本目は12ムカムの要素や、中華(モンゴル?)風味も感じられるトリオ演奏。Dilshat Rahidinがドゥタール弾き語り、右が超長棹のタンブール、左はケマンチェ。Dilshat Rahidinは有名な語り部のようです。何となく北疆(ウルムチ辺り)かなぁという印象。これは紛れも無い本物の新疆の民謡演奏でしょう。こうして並べると、1本目はやはり特殊な音楽に思えます。ウイグルというより、音階的にもアフガンやパミールの音楽の方に似てるようにも思いますが。演奏者もウイグル人ではないかも。 
それから、トルコ語(ウイグル語)に詳しい方、Hajajimの意味がお分かりでしたら、是非コメントをお待ちしております m(_ _)m

Hajajim Uyghur Music Video

Kasghar's Hajajim lures you into a dutar trance in this new video. The editing might be a little boring, but the singing is fantastic.

Dilshat Rahidin - Uyghur Classic music

Dilshat Rahidin

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ウイグル」カテゴリの記事

コメント

一本目は、やはりタジクの影響が強いのではないでしょうか。カシュガルを南下してグンジェラブ峠に向かうあたりから、人の顔つきが徐々に変わりアーリア系が強くなります。タシュクルガンはすっかりタジクワールド。(数日前に舞台ものをアップしてましたね) ちなみにパキスタン側に越えてからのいくつかの村(パスー、グルミットなど)ではタジク語を話すと言っていました。あの辺りに国境線を引くこと自体に無理がありますからね。タシュクルガンの現地っぽいものを一本。
http://jp.youtube.com/watch?v=287dqhHylRY

投稿: クリッタ | 2008年8月18日 (月) 07時55分

何でHajajimと訳されたのかわかりませんが、ウイグル語での名前がchokinim です。ぴったりの和訳にはできませんが、”既婚の若い女性+私の”という意味の言葉です。カシュガルの歌とされていますが、ホータンの歌です。ウイグル人から見れば音階的にもある場所だけに限らず、アクスあたりでも、民間人に一番馴染みのあるルズムです。特に、踊る時良くこういう歌を歌います。演奏者も、皆間違いなくウイグル人です。

投稿: ウイグル人 | 2008年8月18日 (月) 13時49分

>クリッタ様  ウイグル人様
コメント有難うございます。現地情報に詳しい方からのコメントは本当に有難いです。今日の記事に関連クリップを追加してアップしました。

>ウイグル人様
このリズムは、北疆(ウルムチ辺り)でも歌われるものでしょうか? またこの曲調にはタジクの影響が入っているのでしょうか?

投稿: Homayun | 2008年8月18日 (月) 23時00分

Homayun 様:
 ウイグルの音楽にご興味を持ってくださって、ありがとうございました。お話があった曲調と似たようのがたくさんありまして、大人たちのそれに合わせた踊りをみながら、自分でも踊りながら育ったものです。北ウイグるに長期間滞在したことがないので、こういうりズムがどのぐらい馴染んでいるのか、何とも言えませんが、北ウイグルの音楽の雰囲気と違うのが確かです。そうは言っても、また自信を持って言えるのが北のウイグル人でも、大体の者がこういうリズムにすぐ親しんで、それに合わせて踊れるはずです。
 この曲調にタジックの影響が入っているかどうか私はわかりませんが、思ったことだけ述べさせて頂きます。
 まず、このようなウイグル曲調はリズムの強さで、聞いた人にタジック音楽とが似たような雰囲気を与えますが、実際にはかなりの差があって、違うステップで踊らなくては音楽合いません。ただ、付け加えて置きたいのは、タジックの音楽をたくさん知っているわけではなく、それは、自分が聞いていた音楽範囲内の話であって、他の色んな可能性も否定できません。何と言ってもウイグるとタジックは隣人関係又は一緒に生きた来た二つの民族で、色んなものを共通に持つのはあたり前の話です。かつて、今と違ってタジック人から数多くの偉大な詩人、学者が出て、ウイグルに与えた影響を決して無視できません。
 話を続けるともう蘇って来ない歴史に絡んで、ややこしくなってしまいますが、日本で出回っているウイグル人やその歴史に対する認識とウイグル人自分の認識との間でかなりのばらつきがあって、同じ現象に対しても違う分析なってしまいます。ただ、嬉しいことは、今日本人とウイグル人の交流も増える傾向にあって、お互いの理解が深まって行くことは間違いないと思っています。

投稿: ウイグル人 | 2008年8月19日 (火) 23時36分

>ウイグル人様
詳しいコメント有難うございます。大変興味深いお話です。新疆は日本の4~5倍の広さがありますので、地域によって音楽も少なからず違うのでしょうね。なかなか現地に赴くことは叶いませんが、youtubeで見ていくだけでも、そのヴァラエティー豊かな音楽と舞踊には魅了されます。
新松戸の祭では何人かお話したウイグルの方がいらっしゃいましたが、皆さん日本語が上手ですね。文字の適応力もウイグルの方が一番有利では、と思いました。ウイグルにとっては、漢字文化圏、アラビア文字、ラテン文字全て身近なものだからと、ある人(確かウルムチ出身の女性でした)が仰っていました。

投稿: Homayun | 2008年8月21日 (木) 20時23分

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