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2008年8月24日 (日)

トゥーランドットとトゥラン + 山火事

遅れて盛り上がった北京オリンピックもいよいよ今日で終わり。今TVでは閉会式をやっています。体操やバレーでは世界の高い壁を実感しましたが、ラストは欽ちゃん走り状態でも100m世界新を作ってしまったジャマイカの怪物ウサイン・ポルトの快挙、イシンバエワの世界記録更新、400mリレーでの記念すべき日本初の銅メダル、北島選手の二冠など、見所も多い大会でした。実は、ちら見しつつこのブログも書いておりましたf(^^;  とりあえずは無事終わって何よりでした。
Photo 愛媛では先月3日の梅雨明け以来、つい数日前までほとんど毎日35度前後という猛暑でしたが、お盆を過ぎてようやく31度くらいで止まる日が続いています。そんな去り行く夏を感じる晩夏の今日、笠松山という地元の350m程の山で大規模な山火事が発生。今治から見ると火山のような形に見えるので、まるで噴煙が出ているかのようでした。まともな道のない山なので、燃えきってしまうしかないのでは、と思います。麓の民家への延焼だけは避けなければいけませんので、消防車がひっきりなしに出動していました。数日後には笠●山になってしまっているのでしょうか。中学の時に友人と登山した思い出深い山なので、寂しい思いで一杯です。頂上辺りは木の根っこを伝いながら登るしかないような大変な山ですが、頂上には神社があって、文化財などがあったら燃えてしまうのでは、と心配です。

さて今日のタイトル、トゥーランドット(Turandot)は、荒川静香さんのスケートで一躍有名になったプッチーニのオペラですが、元はカルロ・ゴッツィというイタリアの劇作家が書いたコメディア・デラルテで、プッチーニ以外にもブゾーニなど、何人かの同名曲が知られています。舞台は北京ですが、「誰も寝てはならぬ」を歌うカラフはティムールの息子という設定、トゥーランドット姫の名のトゥランというのは元々ウイグルやウズベクなどの中央アジアのトルコ族全般を指す言葉ですので、中国なのに何とも中央アジア色が豊かな人物が主役になっています。これは「謎かけ姫物語」のルーツがペルシア(ニザーミーの「七王妃物語」)にあるから、でしょうか。その為か中国では、西洋による中国蔑視の象徴的作品として長らく演奏されなかったようですが、タブー視の薄れてきた98年にインドのパールシーの末裔ズービン・メータが中国初演したそうで、これもとても面白い事実です。ブゾーニの「トゥーランドット」全曲盤(廃盤 オットー・アッカーマン指揮)というのも出ていましたが、グランド・オペラらしいシリアスなプッチーニ作に比べ、コメディア・デラルテ(仮面の道化劇)の面を強調した大ケッサク・オペラでしたw  
今日の3本は、プッチーニの「トゥーランドット」から、不世出の名ソプラノ歌手、マリア・カラスの名唱を2本(トゥーランドットとリューの対照的なアリア2曲)と、トゥランの地の団結を呼びかけるかのような歌を一本。おそらくトルコのアシュク(吟遊詩人)系の歌謡でしょう。

Maria Callas "Signore ascolta" Turandot 1954

「お聞き下さい、王子様」Signore, ascolta ―― リューのアリア(第1幕)

Maria Callas "In questa reggia" Turandot 1954

「この宮殿の中で」In questa Reggia ―― トゥーランドットのアリア(第2幕)

Turan

トゥランの地の栄光の歴史をアシュクの歌に乗せて。

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コメント

目の前なんで怖いですね

今は赤い山ですね(笑)笑いごとじゃね~よ

ヘリコプターも遅いし一台やし
めちゃくちゃやね~

良かったら
メールください
火事の写メ交換したいし

投稿: 同じく。 | 2008年8月24日 (日) 23時53分

>同じく。さん
コメント有難うございました。
外に夕飯を食べに行っていて、近くを通りかかったため、写真も撮れました。家は大分離れていますので、大丈夫です
写真は大体アップしたものくらいのものが2枚だけですので、ブログから右クリでダウンロードして頂けたらと思います。
しかし、火が消えるのはまだ大分先になりそうですね。

投稿: Homayun | 2008年8月25日 (月) 17時40分

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