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2008年9月28日 (日)

これもカッタ・アシュラ?

昨日の記事にshayさんからコメントいただきまして、Katta Ashulaとは「大きい歌」の意味で、シーア派宗教儀礼のアーシュラーとは全く関係ないそうです。shayさん、情報を有難うございます。m(_ _)m   ashulaは、ウズベク語の普通名詞で「歌」、kattaは「大きい」の意味とのこと。歌が「アシュラ」とは日本人にとってインパクトがあって(あり過ぎて)、一度覚えたら忘れられないのでは(笑)  同じトルコ系でも、トルコ語では「歌」はシャルク(sarki)ですから、語彙は異なることも多いようです。
カッタ・アシュラは、音量調節の効果をねらって皿を口にかざしつつ無伴奏で歌う歌のジャンルで、宗教歌とは関係ないそうですが、別な情報によるとウズベクの結婚式でよく歌われるようです。古風な趣きや所作から考えると、日本に当てはめるなら謡曲や浄瑠璃に似た位置にある歌のジャンルにも思えます。謡曲のように、演劇には関係ないとは思いますが。どういう内容が歌われているのか、興味が沸いてきます^^

今日の一本目は、タグにkatta ashulaとありますが、これも入るのでしょうか? この歌はシャシュマコームのように聞こえますが、シャシュマコームとの関係は? とか、イランのチャハールガーのように複雑なメロディ・ラインに聞こえるけど、マカームは? とか、疑問が疑問を呼びます。一昨日のクリップと同じ若手女性歌手ですが、実にしっとりと深い歌声を聞かせてくれます。二本目はKatta Ashulaのポップ・ヴァージョンのようですが、この女性歌手の場合はモンゴルのオルティン・ドー(こちらは「大きい歌」ではなく「長い歌」の意味)に似た感じにも聞こえます。

"Fig`on" (Adashganman)_Gulzoda Khudoynazarova

Katta Ashula - Z.Boyxonova, O.Nazarbekov, G.Mamazoitova, D.Musaev

Katta Ashula usually sings in Uzbek weddings, this version was recently sang at ex-Tashkent city mayor's daughter wedding. Performed by: Zulayxo Boyxonova, Ozodbek Nazarbekov, Gulsanam Mamazoitova, Dilmurod Musaev

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コメント

一本目は、タグにkatta ashulaとありますが、投稿者が勝手につけただけで、歌自体はkatta ashulaではなく、シャシュマカームなどの古典歌曲の一つかと思います。先日、「無伴奏で歌うジャンル」と書きましたが、より正確には「無拍節で歌うジャンル」とするのが適切でした。

投稿: shay | 2008年10月 2日 (木) 00時09分

>shay様
有難うございます。やはりそうですよね。どう聞いてもシャシュマコームです。katta ashulaが無拍で歌われるというのも、納得です。無拍と言えばイランのアーヴァーズやアラブのマウワルを思い出しますが、ウズベクの場合は何か厳粛な雰囲気を感じました。

投稿: Homayun | 2008年10月 3日 (金) 13時19分

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