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2008年9月26日 (金)

ペルシア様式でアラブの旋律をトルコの奏法で・・・

昨日と同じUzbekmusicのクリップから、若い女性歌手の映像。表記はグルゾダ・フドイナザロヴァとでもするのが近いでしょうか。
ウズベクの古典音楽を形容する時、「金の舌の歌手、甘い響きの音楽家たちは、ペルシア様式でアラブの旋律をトルコの奏法で、中国の方法に従い、モンゴルの声で、アルタイの拍子をもって奏した」というサマルカンドの黄金時代の表現がよく引用されますが、シルクロード以来の東西だけでなく、南北の音楽文化さえもがクロスするウズベクの歌や音楽の特徴をよく言い当てていると思います。
今日の若手歌手は、まだ蕾が開き始めた位かなという印象ですが、連綿とこうして若手が台頭してきていることは実に素晴らしいことだと思います。特にソ連崩壊~独立後は、その傾向が顕著なようです。

2本目は昨日と同じEnsemble "Moziy" の合奏。Abror Zufarovのサトの弓奏が中心。hasugeさんからコメントいただきまして、こちら(Uzbek classic music)で彼のプロフィールやmp3も聞けます。何とあの巨匠トゥルグン・アリマトフの弟子筋でした。共に東部のフェルガナの方の人なので、中部のサマルカンドやブハラとは伝承が少し違うのかも知れません。このサイトには、他にも若手のウズベク古典音楽家の情報が満載。ウズベク式英語でしょうか、表現が少し一風変っていますが^^  それから、昨日はタンブールの「メズラブ」と書きましたが、ウズベクではナーフン(ウズベク語で爪の意味)と言うそうです。(hasugeさん、いつも有難うございます m(_ _)m)

Gulzoda Khudoynazarova "Guluzorim"

Music by Hoji Abdulaziz Rasulov.

Adolat tanavori

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コメント

今日のも含めて、いい映像が色々あるものですね。コメントをご紹介いただき恐縮です。あのサイトですが、全く期待もしないで開いたところ、宝の山だったという感じです。あそこでも Moziy については触れていませんので、最近結成されたのかもしれません。それから、ナーフンですが、ウズベク語では(楽器の)爪という意味では使われても、手足の爪という意味では使われていないんです。説明不足で申し訳ありません。

投稿: hasuge | 2008年9月27日 (土) 09時02分

ウズベク古典音楽のサイトの、ウズベク音楽史の音楽家の中に、最初のビデオの曲の作曲者である Hoji Abdulaziz Rasulov が出ていますね。その中には書いてありませんが、『 Guluzorim 』という曲は、シャシュマカームのトルク旋法を使って作曲したものだそうです。彼が亡くなったのは1936年とのことです。

投稿: | 2008年9月27日 (土) 16時12分

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