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2008年9月20日 (土)

もう一シリーズ ジュライェフ

ちょっと続きすぎの感がありますが、今日もシェラリ・ジュライェフのビデオ。この人の映像何だか沢山ありまして、その中から12本アップされているBirinchi Muhabbatimのシリーズを抜粋で。モスクワでのライヴのようです。全部で12ですので、2時間くらいのステージが全てアップされているのかも知れません(まだ未確認のため)。ご覧の通り、少しポピュラーなアレンジも施された古典音楽演奏が中心ですが、この人の芸の幅の中にウズベク古典音楽の現在が見えてきそうな気もします。純邦楽が一般大衆の心の内にまだ生きていた、古きよき時代の日本(1960年代まででしょうか)を思い出させます^^

SHERALI JURAEV - Birinchi Muhabbatim 1

冒頭のビデオなので、解説が長いです。終わりから3分の1くらいから演奏。

SHERALI JURAEV - Birinchi Muhabbatim 2

SHERALI JURAEV - Birinchi Muhabbatim 3

ここで歌っているのは、2日のウズベク・シリーズの初日にアップした曲だと思います。とても良い曲です。踊り子は違うかも。

SHERALI JURAEV - Birinchi Muhabbatim 4

これは大衆歌謡的な歌唱。

SHERALI JURAEV - Birinchi Muhabbatim 11

3番がマイナーチェンジしたようにも聞こえる曲。終わりから2番目のクリップですが、花がステージにあるので、既にアンコールピースか?

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中央アジア」カテゴリの記事

コメント

踊りだす人や次々に花を持ってくる人がいたりして、まさに大衆演芸場の雰囲気ですね。モスクワでの公演なのに、聴衆のほとんどがウズベク人という感じです。個人的には、やはりこうしたスローなテンポの歌のほうが、肌に合っています。
ところで、以前ウイグルの所で、依克木艾山という作曲家のことに触れておられましたよね。もう解決しているかもしれませんが、ちょっと調べた結果をお知らせします。彼はウイグル人で、Hekim Hesen といいます。ウイグル人には姓がないので、Hekim が名で、Hesen が父親の名になります。国家1級作曲家で、所属は新疆歌劇院だそうです。何歳ぐらいの人か分からず、雑誌を見ていたら、10年も前のものですが、彼に関する記事を見つけました。そこには、文革時代に小さかったとありますし、写真もあったので、それらから判断すると、現在は四十代の半ばぐらいでしょうか。作曲はすべてコンピューターでやるというのが、印象に残りました。

投稿: hasuge | 2008年9月21日 (日) 15時07分

この映像ですが、「 Sherali Joraev - Moskvada 」というタイトルで市販されているVCDのもののようです。残念ながら今は手に入らないようですが、Amazonの商品にありました。全17曲のうち、ウズベク語が14曲、ロシア語が3曲で、Birinchi muhabbatim (初恋)というのは15曲目の曲名です。

投稿: hasuge | 2008年9月21日 (日) 21時29分

>hasuge様
有難うございます。原文で調べると、そういった情報が分かることがありますね。もう手に入らないから、youtubeに全部?アップできるのでしょうね。
Birinchi muhabbatimとは、「初恋」ですか。ウズベク語でしょうか。

それからウイグルの依克木についてコメント頂いたように思いましたが、見当たりません。削除されたのでしょうか。yuiさんからの情報を前にアップしましたが、また教えていただけませんでしょうか。しかしあの舞踊曲はちょっと危険な魅力のある曲でした。(一時病み付きになりましたf^^;)

投稿: Homayun | 2008年9月21日 (日) 23時25分

コメントをいつも丁寧に読んで頂き有難うございます。ジュライェフのビデオ、全部見ましたが、ロシア語の歌はカットされていました。「初恋」は、より正確には「私の初恋」で、ウズベク語です。
依克木についてのコメントが見当たらないという意味が分からないのですが、ブログのコメントのところにはちゃんとありますけど。原稿をお書きになっている画面が別で、そちらでは消えてしまっているということではないですか。
依克木で検索してみると、色々記事はあるのですが、肝心なことが分かりませんでした。そうした時、新疆音楽家協会のホームページを見つけました。その会員名簿の中に彼の名がありました。ただし、漢字表記が依克木でなく、依肯木になっていたんですね。漢字しかない中国語で、少数民族の人名の漢字表記には本当に泣かされます。

投稿: hasuge | 2008年9月22日 (月) 09時24分

2週間ほど前に届き、まだ読んでいなかった雑誌をめくっていましたら、何とHekim の訃報を見つけ驚きました。判明したことも多く、ご報告します。1951年、ヤルカンド県生まれで、享年56歳、私の想像よりかなり上でした。1971年にウルムチの鉄道局に勤め、そこで歌と楽器演奏の才能を認められ、新疆歌劇院に異動になりました。1979年に上海音楽学院に派遣されて本格的に作曲の勉強をします。以後は、作曲家として歌曲から交響曲まで様々な作品を創造し、多くの賞を獲得した(日本のものもある)とのことです。

投稿: hasuge | 2008年9月23日 (火) 06時09分

>hasuge様
貴重な情報を有難うございます。中国(ウイグル?)の雑誌なのでしょうか。youtubeのような自国ウイグルの舞踊曲だけでなく、色々書いていた人なのですね。あの曲には胡旋舞がトランスめいたような陶酔感が生じているように思いました。他の曲も聞いてみたいものです。

投稿: Homayun | 2008年9月24日 (水) 00時40分

彼の訃報を読んだのは、カシュガルで出ているウイグル語の文芸誌『カシュガル』で、出身地のヤルカンド県がカシュガル地区に含まれるため掲載されたのだと思います。そこには沢山の曲名があげられていました。代表的な歌が『ムエッリム(先生)』だとありましたので捜してみました。music.16tech.com というサイトで、新疆男歌手をクリックし、さらに阿卜杜拉・阿卜杜熱依木(アブドゥッラー・アブドゥレヒーム)という歌手をクリックすると、歌っている曲の一覧が出ます。その中に、この曲がありました。スペルが muaellim になっていますが。なかなか優しいメロディーです。よろしかったら、試してみてください。このサイトを見ると、ウイグル人の音楽の趣味が分かりますね。

投稿: hasuge | 2008年9月24日 (水) 09時38分

驚いたことに、アブドゥッラー・アブドゥレヒームがこの歌を歌っている映像が You-Tube にありました。Abdulla Abdurehim で検索すると出てきます。その中で muellim となっているのが、Hekim Hesen の曲です。タイトルの後の作詞者、作曲者名ではっきり確認できました。

投稿: hasuge | 2008年9月24日 (水) 18時17分

>hasuge様
有難うございます。youtube見ました。あの舞踊曲とは大分趣の異なるメロウな歌謡曲調ですね。ウイグルの歌謡シーンというのは、全く未知の世界で、興味深いです。

投稿: Homayun | 2008年9月25日 (木) 00時50分

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