ウズベクのドタール名人
ドタールは中央アジア一帯に見られる楽器ですが、たった2弦しかないとは思えないその超絶技巧が、今日のビデオに収録されています。中央アジアで最も有名だと言われるウズベクのドターリスト、アブドゥラヒム・ハミードフ氏の録音は、仏Ocoraからの「ドタールの芸術」(下のジャケット)に収録されていましたが、この人の演奏がyoutubeで見れるようになっていました。これは凄いです!
最初の左手の打弦の部分から聞かせます。後半はイランのタンブールの右手のストローク、ウイグルのドゥタール奏法、レバノンのブズクの妙技、フラメンコのラスゲアードなどが、全てオーバーラップして見えます。 (残念ながら埋め込み禁止のためリンクでのアップ)
Abdurahim Hamidov interprétant Qoshtari
ウイグルのドゥタール名手Abdurehim Heyitの未アップビデオを一本上げておきます。参考までに。
Abdurehim Heyit: Ketmaydu
テクニックはウイグルですが、哀愁のあるメロディはキルギスの短調系メロディに似ています。
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