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2008年10月 9日 (木)

タジクの舞踊と歌

今日はタジキスタンの踊りを中心に。1,2本目はポピュラーな民謡風の歌唱でしょうか。シンセ入りで歌も音楽も軽いですが、旋回の多い踊りと衣裳の美しさには注目でしょう。3本目はノウルーズの歌と踊り、4本目はシャシュマコーム音楽に付随する舞踊のようです。こうして見ると本当にイランと共通する3拍子系(その多くは8分の6拍子。俗称ハチロク(笑))が多いことに驚きます。3本目までは例外なくハチロクですが、4本目のシャシュマコームになると、いきなりあの典雅な律動が出てきます。こちらは間違いなく偶数拍子。

荒削りながら神秘的なバダフシャン音楽、ペルシア的なハチロク・リズムと陽気な歌、ウズベク的な典雅な音楽と舞踊と、これだけ異なる音楽が日本よりも小さい一つの国に共存していることは、とても興味深いことだと思います。

Farsi Tajik Buzurgdasht az A Zahir Dar dushanbe

Tajik

Tajik folk music

ちょうど春分の日に来るイラン暦の正月、ノウルーズの歌と踊り。山国タジクではまだ雪に包まれている頃でしょうか。

Jurabek Murodov TAJIK FARSI

こちらはウズベクのシャシュマコームと共通の、タジク西部の古典音楽だと思います。いかにタジクのハチロク・リズムのノリと異なるかはっきり分かると思います。タジク側の演奏が意外に見つからないので、これは貴重なビデオかも。

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コメント

 1本目と2本目は、歌っているのはタジク人ですがタジキスタンの歌ではなく、アフガニスタンの有名な歌手アフマド・ザーヒルAhmad Zahir(1946-1979)の曲のようです。1本目のタイトルからすると、ドゥシャンベで行われたアフマド・ザーヒルを記念(追悼)する音楽会を撮影したビデオのように思われます。歌手の背後の電飾の中央には、アフマド・ザーヒルの写真らしきものが飾られているのが見えます。踊り手の衣装も、あまりタジクっぽくありません。
 1970年代初め頃から、ラジオ放送を通じてアフガニスタンやイランの大衆歌謡がタジキスタンにも流入し、人気を博しました。これらの歌は、タジキスタンの音楽界に大きな影響を与え、現在でもアフマド・ザーヒルやグーグーシュなどの歌が愛唱されています。
 4本目のジュラベク・ムラードフ(ムロドフ)は、来日経験もあり、King盤にも収録されています。タジキスタン北部のフェルガナ地方に位置するフジャンドで長く活動した経験を持つ人で、タジクとウズベクに共通する音楽的素養を身につけた第一人者的な歌手かと思います。
 ハチロクも多いですが、7拍子もけっこう多いです。とくにクーラーブ(クリャブ)を中心とする南西部の音楽は7拍子ばかりです。http://jp.youtube.com/watch?v=8UUyQLI2Oxg

投稿: shay | 2008年10月10日 (金) 03時25分

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