ワヒーとゴジャール
ギルギット関係を発掘してみる予定でしたが、案外面白いクリップが見つかり難く(インド的な歌謡か踊りが中心で言葉が不明のものがほとんど)、おそらくギルギットから離れるのだろうと思いますが、これから数日いくつか北パキスタン関係アップしてみます。先日調べたら中国(のウイグル)にはワヒーはいないようなことになっていましたが、hasugeさんからご指摘いただきまして(コメントとダブりますが)、中国にもワヒーがいる、というかワヒ語とサリコル語というのがあって、両方ともタジク語の方言という見解だそうです。ワヒ人とサリコル人を独立した民族と認めず、タジク人として一纏めにしているようです。また度々アップした映画「花儿为什么这样红」に使われていたタシュクルガンのタジク民謡「グルビタ」は、テズナプというサリコル語圏の村での調査で採取された中にあったそうなのでサリコル語になるようです。(hasugeさん、いつも有難うございます。m(_ _)m)
しかし北パキスタンは、色々と驚きの連続です。今日は、そのワヒー(ワヒ)語圏の歌と踊り。確か3回目ですが^^
lali and saltanat
コメントにwakhi tajik cultureとあります。ワヒー語になるのでしょうか。lali and saltanatというのは? デリー・サルタナトのサルタナトでしょうか? タジクが中央アジアとインド、中国の3つの間にまたがっていることを強烈に感じさせる歌とメロディ。
gojali dance
北フンザのゴジャール地方の踊りのようです。ゴジャールですからワヒーでしょう。
RICH CULTURE GOJAL HUNZA
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コメント
3本のビデオの投稿者はフンザのゴジャールの出身なんですね。彼の紹介の中にあったサイト( gojal.net )が、なかなか面白いですよ。ゴジャールのことを広範囲に取り上げており、音楽についても紹介しています。タジキスタン、アフガニスタン、新疆のワヒ人のことは知っていましたが、フンザのワヒ人については、ほとんど知りませんでした。いい勉強になりました。
投稿: hasuge | 2008年10月27日 (月) 12時16分
ギルギットでUターンせずに、ぜひともBaltistan(skardu谷)に立ち寄っていってくださいな。ギルギットから東の谷へ入ると、エアスポットのようにいろんな民族が点々と暮らしています。少し南のKargilまで行けば、ザンスカール、ラダック、カシミールが混じってるつぼ状態。いえいえ、チベットまでどうぞとお誘いしているわけではありませんよ。ちなみにBaltistanの人たちはチベットの血も混じっているようだけれど、かなりハードなイスラムシーアです。ビデオで見てもいろんな顔がいます。
http://jp.youtube.com/watch?v=6q4E-VQ9IyU&feature=related
投稿: クリッタ | 2008年10月27日 (月) 17時15分