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2008年10月22日 (水)

ギリシアではなくイリュリア系?

フンザの言葉、ブルシャスキー語ですが、ウィキペディアにあるように、周囲の言語からの借用語は多いけれども、古くからの独自性は根強く保っていて、元になった言葉はおそらく現在では消滅した民族の言語でしょうということです。また一本目のビデオには以下のようなコメントがありました。おそらくかなりの識者の発言と思われます。The burushaski people are a remain of the illyrian warriors of Alexander the Great (wich was albanian). These warriors who lose the back way settled in these areas, what is called today Hunza. They married whith hindus woman, but they save their language. The language of man. So is the question why they called their ancient lagnuage as Burush. In albanian language the term 'Burush' viz 'Burre' (man). So in the end, albanians are very proud that are a greta people with great history.

つまり古代バルカン半島の西部にいたイリュリア人の言葉と関係があるという興味深い見解。イリュリア語自体は現在では死語ですが、その要素を最も色濃く残すのはアルバニア語(スラヴ系とは別の印欧語族中の独立した一派)です。イリュリア語の話者は後に南スラヴ人に同化したため、言葉としては消滅。その断片はルーマニア語やマケドニア語にも残存していると聞いた覚えがあります。
一方、非印欧語のコーカサス諸語とのつながりを探る動きもあったようですが、イリュリア・ラインが正解のように思います。そうすると古代ギリシア語とは余り関係がなくなり(イリュリアの戦士は支配層の古代ギリシア語も解しただろうと思いますが)、むしろ南スラヴのマケドニア語の中にイリュリアの要素がかすかに残っているという意味では、近い部分もあるのかも知れません。それでマケドニアでTV番組が組まれたのでしょうかね。 しかしややこしいですね f^^;(笑)

BuruShaski SonG By ShahiD AkhTEr

フンザの美しい景色が一杯のビデオ。歌はブルシャスキー語の歌。昨日と同じドラムの音が聞こえます。 "TheE NahaQ As EwaLimI Unne ShoLE BandI" LoveLy BurusHasKi sonG By YouNg FamouS SinGer Of HunZA ShahiD AkhTeR

Imtiaz Karim (Flute Music from Hunza Pakistan)

昨日の笛もこれだったかも。インドのバンスリや中央アジアのナイに繋がるタイプの横笛でした。Imtiaz karim is a wel-know flute player of north pakistan. he gave playback flute music to some international documentary makers, one from Switzerland.HunzaVision Production:

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