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2008年11月20日 (木)

トルクメンの楽器 管楽器編

昨日の弦楽器と打楽器に続いて、トルクメンの管楽器独奏を見てみます。楽器の作りと音色、奏法、名前まで、周辺諸国の楽器との共通点が見えて楽しいです。トルクメンの音楽と言えば、吟遊詩人バフシーのイメージが余りに強いですが、こういうバフシー以外の音楽も、もっと知られるようになると良いですね。

Turkmen Musical Instruments-Gargy Tuyduk

読みはガルギー・トゥイドゥク、でしょうか。吹き方はイランのネイと同じのようです。音色はもっと野性味を感じさせるもので、ウラル山脈南部のバシキールの縦笛(こちらは声が混じった明らかなダブルトーンでしたが)にも似た感じがあるのは、同じトルコ系だからでしょう。バシキールの方は昨年の11月にアップしました。

Turkmen Musical Instruments-Dilli Tuyduk

ディッリ・トゥイドゥク、でしょうか。この篳篥のような音と発音原理は、ウズベクの時に出てきたSibizga(9月29日)と同系でしょう。これは管楽器と言うより、半ば声楽と言った方が良いような表現力。

Turkmen Musical Instruments-Deprek

昨日アップ漏れしていた打楽器、デプレク。ダフとレクが合わさったようなネーミングです^^ 細かい技巧にはペルシア風だけでなく、トルクメンらしさも窺えます。

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