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2008年11月 7日 (金)

ドイラとトンバクの聞き比べ

昨日の記事にshayさんからコメントを頂きまして(いつも有難うございます。m(_ _)m)、アッバース・カースィモフAbbos Kosimov(ウズベク語の正書法ではAbbos Qosimov)のAbbosは、「アッバース朝」の「アッバース」、また苗字のQosimovは例のアゼルバイジャンの歌手と同じ、とのことでした。ウズベクでは、マコーム、セトールなどのように、アラブやイランでは「ア」となる所が「オ」に近い音(アクセントの来る位置でしょうか)になることも多いようです。昨日書いたように「宇宙(コスモス)」が原義だと、ルーツはギリシア語系列になりますから、それは間違いでしょうということが判明しました。では、カシモフというのはアラブの原義では本来どういう意味なのでしょうか?
昨日のコシモフ氏のビデオでは、リーズのような奏法での蝶々の羽のように高速かつ軽やかに動く左手に感動しました。そこで、今日はドイラとトンバクの聞き比べ(見比べ?)編ということで・・^^

yasha barayev vs abbos kosimov

この一本のように、アッボス・コシモフ(とりあえずこの表記にしておきますf^^;)が参加したビデオは9月23日にもアップしましたが、その時書いたように、こちらもブハラ系ユダヤ人が集うパーティー?での演奏風景ではと思います。ヤッシャ・バラーイェフという人は見るからにユダヤ系。会場にはユダヤ教の祈祷帽キパを被った男性もいます。

M.R. Mortazavi - Solo Tombak in Tshehelsutun-Isfahan

聞いたことのないトンバク奏者ですが、17歳の時の演奏だそうで。素晴らしいテクニックです。私は昔トンバクを教わったE.ラリさんの演奏を思い出しました^^ ちょっと方向性が似ている気がします。

Teil 1 I Tombak Solo Mahyar Baraminasab, Aref Ebrahimpour

ペルシアン・ヴァイオリンの伴奏ですが、リーズ奏法の一番基本的なパターンがよく分かる一本。

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コメント

カースィムQāsimという名前のアラビア語の原義は、「分配者」という意味です。

投稿: shay | 2008年11月 9日 (日) 00時53分

>shay様
いつも有難うございます。分配者という言葉は、出所はコーランでしょうか。

投稿: Homayun | 2008年11月10日 (月) 11時29分

こんにちは。

>ウズベクでは、マコーム、セトールなどのよ
>うに、アラブやイランでは「ア」となる所が
>「オ」に近い音(アクセントの来る位置でし
>ょうか)になることも多いようです。

 タジク語では標準ペルシア語の「a」の長母音は「オ」とか「オー」になります。今の標準ウズベク語は、地域によって異なる諸々の方言の中でも最もタジク化が進んだものを基にしているので同じく「o」と書くわけですが、多くの場合は日本語の「ア」に近い音で読まれています。タジク語の影響のより薄いカザフ語やキルギス語になると同系統の語は完全に「ア」ですね。ちなみにウズベク語で「オ」は「o'」です。ただし、苗字の「Qosimov」の語尾「-ov」はロシア語風に語尾が変化したものなので、常に「オフ」ですが。

この場合は「アッバス=カスィモフ」とかで良いのではないかと思います。

投稿: karategin | 2008年11月10日 (月) 20時02分

>karategin様
いつも有難うございます。タジク語の歌では、確かにほとんど「トジキスターン」と歌っていますね。ロシア語なら多少分かりますが、中央アジアの言語状況は複雑で、少々混乱気味です(笑)。

投稿: Homayun | 2008年11月11日 (火) 00時21分

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