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2008年12月21日 (日)

ニハーヴェントのサズ・セマーイ 合奏編

昨日アップしたメスード・ジェミル作曲のニハーヴェント旋法のサズ・セマーイですが、有名な曲なので他にもビデオがありました。今日は合奏編。昨日のネジデト・ヤシャルの独奏のように独創的かつラディカルで刺激的な演奏ではありませんが。彼の演奏には、やっぱり作曲家直伝の空気感がありました。こういうオスマン名曲が現代の若い世代にどう受け止められているのか、もう少し知りたいものです。

Okan Murat Öztürk - Nihavend Saz Semaisi

Okan Murat Öztürk(オカン・ムラート・オェズテュルク)率いる合奏団による演奏。メンバーと楽器は以下の通り。ウードに似ているけどフレットのあるラウタを弾いているのがオズテュルク。1967年生まれの若手です。ドイツ語のオー・ウムラウトと同じ音のÖのカタカナ表記ですが(オの口でエと発音)、オとするかオェとするかエとするべきか、いつも悩みます(笑)  ロマ系音楽家のBurhan Öcalは、オチャルで広まっているようですが。
NİHAVEND SAZ SEMAİSİ  Beste: Mesud Cemil Tel
Okan Murat Öztürk: Lavta
Didem Aydemir Tuncer: Klasik Kemençe
Aydemir Tuncer: Tanbur
Erdem Şimşek: Bağlama
Özay Önal: Divan Sazı
Abdurrahman Tarikçi: Akustik Perdesiz Bass Gitar
Veysel Ateş: Perküsyon
Ali Kıl: Perküsyon
Ahmet Özgül: Akustik Gitar
Hatice Uğur: Bağlama

Emre Demir "Mesut Cemil Nihavent Saz Semaisi"

おまけで、ウード独奏による同曲。これはニハーヴェントのサズ・セマーイをテーマにタクシームしていると見ていいでしょうね。

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コメント

こんにちは。

>ドイツ語のオー・ウムラウトと同じ音のÖのカタカナ表記

 現在の慣例だと語頭だと「オ」、語中のは「ョ」と翻字されていますね。仮名文字は外国語の表記にはやはり不便です。

投稿: karategin | 2008年12月22日 (月) 04時49分

>karategin様
いつも有難うございます。考えてみると、ドイツ語ではÖはエと表記されるようですが(例えばドイツの文豪GÖtheまたはGoetheは、ゴーテもしくはギョーテとはなりませんでした)、どうしてトルコ語の場合オと表記されるようになったのでしょうか。私はどうもオズテュルクとかオチャルと書くのに抵抗があります(笑)

投稿: Homayun | 2008年12月24日 (水) 01時25分

Homayun殿

>ドイツの文豪GÖtheまたはGoetheは、ゴーテもしくは
>ギョーテとはなりませんでした

森鴎外方式ですね。でもまあ、「ギョーテ」というとやっぱり何だか印象が変わりますね...。

>どうしてトルコ語の場合オと表記されるようになった
>のでしょうか。

 普通のラテン文字化した場合、ウムラウトの部分が取っ払われるからでしょう。でも、確かに厳密には違いますが、日本語の「オ」と「エ」のどちらか選べと言われたら、「オ」の方がまだ近いかもしれません。

 ちなみに、この音がロシア語化される場合は大体「-u」となりますね。新疆のタシュクルガンのそばに「カラクリ湖」というのがありますが、あの辺に住んでるのはクルグズ人で、湖の名前も本当はクルグズ語で「カラキョル(黒い湖)」です。

 ただ、ソ連領側の同名の湖がことごとく「カラクリ」となっていたことから、新中国にソ連式の地理学が流れ込んだ際に、あそこも「カラクリ」と漢字が当てられてしまったのでした。例の中国領のパミール系民族が一様に「タジク族」にされてしまったのと似ています。

 

投稿: karategin | 2008年12月25日 (木) 02時25分

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