カザフ・ウーマンのドンブラとコブィズ
昨日の2本目の女性ドンブラ奏者、凄かったですね。今日もカザフのウーマン・パワーを感じさせる数本をご紹介^^ 3本目まではドンブラと擦弦のコブィズのデュエットです。コブィズと言えば、その複雑で浮遊感のある音色で、シャーマン音楽のイメージが強い楽器。カザフは今ではイスラームの国ですが、イスラーム以前から盛んだったシャーマニズムは文化の深い所にずっと存在し続けているようです。そしてコブィズは19世紀まではバフスィ(明らかに吟遊詩人バフシーと類縁の言葉でしょう)と呼ばれるシャーマン専用の楽器だったようです。作りには色々あるようで、胴の上の方が削り込まれたようになっている形のものが比較的よく知られているように思いますが、今日のビデオではヴァイオリンの下を細身にした(あるいは上下逆にした)ような形をしています。テクニックや音色も、シャーマン的なコブィズに比べると、ヴァイオリンに似ていると思います。JATA Travel Fair 2007 at Tokyo Big Sightと出てますので、生で見られた方がいらっしゃるかも。
Kazakh instruments duo #1
Kazakh instruments duo #2
Kazakh instruments duo #3
これは昨日の2本目と同じ曲でしょう。ドンブラの女性は別人だと思いますが、帽子でよく分かりません^^
Kazakh Beauty
カザフ美人が次々登場するビデオ^^ 前半でかかっている曲は、昨日の2本目の女性が弾いていた曲と同じでは。やはり代表的キュイの一曲だったのでしょうか。
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コメント
今日のビデオは、2007年の世界旅行博覧会のカザフスタン・ブースでの演奏ですね。昨日から今日にかけて何度も出てきた曲は「Aday 」というタイトルで、19世紀のカザフ人の作曲家でドンブラ奏者でもあるクルマンガズ・サグルバイェフの作品です。彼については、平凡社の『中央ユーラシアを知る事典』に、クルマンガズで項目がありますので、ご参照ください。
投稿: hasuge | 2008年12月 2日 (火) 12時03分
クルマンガズの音源は幾つかありました。Ocora の TURKESTAN に「Büqtym, büqtym 」と「Adai 」が、VDE のKAZAKHSTAN に「Töre Murat 」が、WMN の THE ROUGH GUIDE TO THE MUSIC OF CENTRAL ASIA に「Adai 」と「Sary-Arqa 」が収録されていました。この中では、カザフのロックグループであるウリタウの演奏する「Adai 」がいいですね。
投稿: hasuge | 2008年12月 2日 (火) 21時27分
>hasuge様
いつも有難うございます。「Aday 」という曲、有名なのでしょうか。カザフ音楽特有の熱さが感じられる良い曲ですね。演奏者ごとの即興の味付けが見せ場のように思います。ロック版も興味深いです。今度図書館で「中央ユーラシアを知る事典」も見てみたいと思います。
投稿: Homayun | 2008年12月 3日 (水) 00時31分
クルマンガズは肖像が紙幣や切手にもなった人物で、現在まで60曲ほどのキュイが伝わっているそうです。「 Adai 」は調子がいいので、一度聴いたら忘れられないポピュラーな曲ですが、むしろ彼の代表作とされているのは、上にもあげた「 Sary-Arqa 」ですね。
投稿: hasuge | 2008年12月 3日 (水) 12時09分