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2008年12月23日 (火)

ビザンティンのクリスマス

数日トルコ古典音楽をお休みして、トルコに関係の深いビザンティンのクリスマス音楽を取り上げてみます。まだ決めてませんが、年末一杯ビザンティン~東方教会で行くかも知れません。
11世紀にトルコ系のセルジュク朝が起こるまでは、現在のトルコの場所にはビザンツ帝国(東ローマ帝国)があって、そこではギリシア系の人々が中心だったようです。セルジュク朝の後に興ったオスマン朝が20世紀に入って滅亡するまでは、トルコにもギリシア正教徒がいて、トルコ共和国成立後、キリスト教徒はギリシアへ、ムスリムはトルコへ移住させられたとのこと。住民を区別できるのは宗教だけだったのかも知れません。なので80年ほど経った今でも、ギリシアなどの正教会の音楽には、アナトリアの色々な音楽の要素が色濃く残っていて、その東方的な響きは、西洋の教会音楽とは全く趣きが異なります。キリスト教が興ったのは西洋ではなく、中東のパレスティナの地ですから、よりルーツに近いキリスト教音楽と言えると思います。先日取り上げたオスマン古典のファスルの混声合唱にビザンツ音楽の影響を感じたのは、上記の逆パターンと言えるのかも知れません。

Byzantine Christmas Carols

12~14世紀のビザンティンのクリスマス・キャロル。この頃はアナトリア(現在のトルコ)側にもビザンツ帝国領が残っていたようです。ギリシア語の歌詞と対訳がyoutubeの概要欄に出ています。

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