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2008年12月20日 (土)

タンブール名人によるジェミル親子の作品

今日はネジデット・ヤシャルというタンブールの名手のビデオを取り上げてみました。昨日のリンクで一番気になった&気に入ったもので。ここで彼が弾いているのは、ニハーヴェント旋法の即興、同旋法のサズ・セマーイ(メスード・ジェミル作曲)、ニクリーズ旋法のシルト(タンブーリ・ジェミル・ベイ作曲)の3曲のシリーズ。この人は「往年の」と付けた方がいい位かも知れません。なぜなら先日亡くなった盲目の古典声楽家キャーニ・カラジャの古典歌曲集(2CD)arsiv serisi(土Kalan Muzik Yapim)に伴奏で参加していて、これは60年代ラジオ録音からの復刻集でした。共演者が超豪華で、ヨルゴ・バジャーノス(Ud)、ネジデット・ヤシャル(Tanbur)、メスード・ジェミル(Vc)等で、オスマン朝の香りを今に伝える名唱集でした。タンブーリ・ジェミル・ベイと言えば、Traditional Crossroadsから出ていた3枚(内2枚は2枚組)で衝撃を受けた人も多いはず。この人はオスマン朝末期の大音楽家で、彼の息子がメスード・ジェミル。上記のサズ・セマーイはメスード・ジェミルの最大の人気曲の一つと言って良いでしょう。しかしサズ・セマーイ(3+2+2+3の10拍子が特徴的な楽曲形式)とは初めて知りましたが。続くタンブーリ・ジェミルのシルトは、ギリシアのシルトスを連想させますが、関係があるのでしょうか。ニクリーズ旋法の流動的かつ流麗な旋律は、確かに地中海のイメージ。

音源情報はこちら

Necdet Yaşar - Nihavend Taksim ve Saz Semaisi - Nikriz Sirto

しかし、タンブールと言う楽器は、徹底的に1(左手人差し指)中心に移動する楽器ですね。これを見てよく分かりました。

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