ドンブラの基本テクニック
カザフの国民的弦楽器ドンブラは、ここ数日ほとんど毎日登場していまして、名人の妙技には目を見張るばかり。今日の最初の3本はプロの演奏家ではなさそうに思いますが、左手のフィンガリングや右手の多彩なストロークが、よく確認できるビデオです。対比のためにバラライカ演奏も2本。2弦と3弦の違いがありますが、ドンブラの奏法を受け継いでいる部分、ロシアで独自に発達した奏法、その両方が見えると思います。
Korogly
Koroglyというのは曲名でしょうか。トルクメンの英雄叙事詩に名称が似ていますが、何か関係があるのでしょうか。バラライカも同じように左手親指を頻繁に使います。
Sekuntai Dombra
ウイグルの首都ウルムチでの録音のようです。映像が良くないので、はっきり分かりませんが、この楽器はフレットレスに見えます。曲調がキルギスのウル似。80年代にAfter DinnerのHacoが歌っていた歌を思い出します。Sekuntai plays a Kazak instrument called the dombra. Recorded in Urumqi January 2007.
sekuntai dombra 5
こちらはドンブラと歌。左の女性が歌の先生? sekuntai sings and plays a traditional kazak tune in urumqi china in may 2007
Balalaika - Aleksei Arkhipovsky - Manege - Moscow 2006
ロシアのバラライカの名手Aleksei Arkhipovskyの独奏。手元がはっきり見えるロシア伝統曲が意外に見当たらないので、コンテンポラリーな感じの演奏ではありますが。しかし、大変なテクニシャンでしばし唖然としましたf^^; Workshop for Russian Folk Instruments Andreas Gerth - Luthier Balalaika and Guitar shows his Instruments to the incredible Balalaika Player - Aleksei Arkhipovsky - from Moscow - Алексей АРХИПОВСКИЙ (балалайка) presents by www.balalaika.name
Djmali - Noxcho wu su
バラライカ弾き語りですが、こちらはロシア音楽ではなく、チェチェンの演奏家によるチェチェンの伝統曲。グルジアなどのコーカサス系民族の舞踊、レズギンカ型のリズムがくっきりはっきり出てます。細かい技巧の確認できるチェチェンのバラライカ独奏は前にも色々上げましたので、よろしければご参照下さい。(カテゴリーは北コーカサス)
| 固定リンク
「中央アジア」カテゴリの記事
- カザフ・シリーズ最終回 ホーメイ他(2008.12.11)
- コブィズとケメンチェ(2008.12.10)
- シャーマン的コブィズと西洋的コブィズ(2008.12.09)
- Raushan Orazbaevaのコブィズ(2008.12.08)
- ノスタルジックなキュイ(2008.12.07)


コメント
カザフ語で『コルオグル』と呼ばれるこの英雄叙事詩は、アナトリア起源で、それが東へ伝わったといわれています。トルコ語では『キョルオール』、トルクメンン語では『ギョルオグル』、ウズベク語では『ゴルオグリ』となります。面白いことに、これはタジク人の間にもあり、タジク語では『グールーグリー』になります。
投稿: hasuge | 2008年12月 5日 (金) 09時08分