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2008年12月16日 (火)

女性歌手のベステやシャルク

今日もオスマン音楽の流れを汲む歌ですが、現代トルコの歌謡曲(トルコの演歌的な)の元になったと思しきベステやシャルクの映像を三つ。女性歌手の艶美でコブシ豊かな歌声には、言葉は分からなくても聞き惚れてしまいますが、いかがでしょうか。日本の演歌のルーツも、浪曲や民謡だけでなく、より古典的な江戸時代の新内や長唄等にもあるのと似ていると思います。(前者が二六抜き長音階と短音階、江戸音曲の方はヨナ抜き短音階が多いです)

Sensiz Her Gecenin Sabahı Olmayacak Sanırım

Muzaffer İLKARという人のベステのようです。旋法はニハーヴェントで、江利チエミが歌って日本でも人気のあったトルコ民謡「ウスクダラ」と同じ。素晴らしい独唱を聞かせるSefa SABUNCUという歌手、何と合唱団員の一人のようです。

Şarkılar Seni Söyler Dillerde Nağme Adın

男女二重唱のシャルク。トルコ版銀恋?(笑)とまで行かなくても、テーマは多少なりとも似ているのでは。解説にはベステとありますが、字幕にシャルクと出てくるので、シャルクでは。追々その違いを究明できたらと思います。

Van Musiki Derneği - Bike ALİZADE

少女歌手とユース合唱&合奏団のようです。歌声も表現もまだまだ固く音程も不安定ですが、若い頃からこういう音楽の修練の場があることは羨ましい限り。しかしなかなか良い曲(シャルク?)です。

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