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2008年12月14日 (日)

オスマン音楽の精華 ファスル

11月21日にトルクメンのファスル風合奏との対比でトルコのファスルを一本アップしましたが、ここでファスルのビデオを少し追ってみます。ファスルとは、独唱や合唱などの声楽付き合奏組曲のような形式と言えるでしょうか。中東音楽における先輩格のアラブ音楽からの影響を濃厚に感じさせる点で、昨日見たサズやバーラマの音楽とは対照的。後者は中央アジア的(あるいはテュルク的)です。アラブ音楽からの影響というか、カイロなどのアラブ音楽の中心地は長らくオスマン帝国領でしたから、トルコの音楽家によってアラブ音楽が完成された(特に合奏でしょうか)とも言えるようです。しかしトルクメンはオスマン帝国に入ったことはなかったと思うので、そこに何故オスマン風合奏が現れるのかが不思議です。

Umut Akyürek - Gökhan Sezen - Bülent Ersoy- Zeki Çetin FASIL

数人の独唱中心のファスル。旋法はヒュッザム。典雅で艶麗な演奏。
Hüzzam Meydan Faslı - Star  Umut Akyürek, Gökhan Sezen, Bülent Ersoy, Zeki Çetin
Bülent Ersoy'la Yıldızların Altında   Star Tv   Selçuk Tekay orkestrası

Topluluk - Hüzzam Faslı

こちらは歌が独唱の場合。一曲目にオスマン朝のスルタンの一人セリム三世の曲、タンブールのタクシーム、3曲目に大作曲家デデ・エフェンディの曲。
Kanun: Cüneyd Koşal Hanende: Birgit Recep Ney: Dogan Ergin Kemençe: Cüneyd Orhan Tanbur: Necdet Yaşar
Gönül Verdim Bir Civane (3. Selim)  Tanbur Taksimi  Ey Gül-i Bağ-ı Eda (Dede Efendi)
1972  Kaynak: Robert Garfias - Ethnomusicology - Films

Ordu Fasl-ı Dil Türk Müziği Topluluğu

こちらは混声合唱付きの場合。オスマンの合唱はほとんどユニゾンで歌われていますので、西洋からの影響はあったにしても西洋的ではなく、どこかビザンティン時代の残影が聞こえるようにも思います。合唱のみの場合、国籍不明に聞こえることもあるように思います。しかし、このビデオはダラブッカに近いところで撮っているので、ダラブッカの音がやたらに大きいです(笑)

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