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2008年12月 8日 (月)

Raushan Orazbaevaのコブィズ

今日のビデオのラウシャン・オラズバエヴァは、真にシャーマン的なコブィズを聞かせる女流名人として、唯一海外にまで知られている人ではないかと思います。何かが憑依したような鬼気迫る演奏の様子は、youtubeの粗い映像からでも、ひしひしと伝わります。淡々と弾いているので、もし生で見れたら余計に恐さのようなものを感じるのでは。イタリアのFelmayからCD、Akkuがありましたが、一本目はそのアルバムからでしょうか。彼女は73年カザフスタン南西部生まれの女性奏者。母方の祖母はバフシーだったとか。上記リンクのページではトルクメン音楽の影響があるのではと書きましたが、カザフ(南西部?)にもバフシーの伝統はあるのでしょう。自由なインプロヴィゼーションのようにも聞こえますが、これもキュイの一つのようです。

それから、昨日のビデオの曲にshayさんから貴重な情報を頂きました。(いつも有難うございます) 例によって前日のコメントだと見る方が少ないと思われますので、こちらに再度載せておきます。
カザフ語でしょうか、konilは「心」、tolqynは「波」とか「感情の沸き上がり」といったような意味で、konil tolqynyは「心の高ぶり」とでも訳せるそうです。この曲は、セケン・トゥルスベコフという人が1985年に作曲したものらしく、昨日の3本目のビデオに出てくるドンブラ奏者が作曲者本人だそうです。随分新しいキュイでしたが、その内省的な趣きは、伝統的なキュイに昔からある要素だと思います。

AKKU

Traditional Kazakh kuy performed by Raushan Orazbaeva on kyl-kobyz in Tropentheater, Amsterdam, November 2007. Filmed by BOOZ

shamanistic music Kazahstan

Swan song  Raushan Orazbaeva playing the Kobyz The Ancient Viol of the Shamans

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