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2009年1月13日 (火)

往年の名歌手 サフィイェ・アイラ

トルコ古典音楽の女性歌手をここ数日見ていますが、今日はおそらく最も有名なサフィイェ・アイラ。トルコ現代歌謡の元祖的な歌手の一人で、これまでに見た歌手たちの大先輩。1910年代生まれ(1907年説もあり)で98年に亡くなったそうです。トルコの名門レーベル、Kalan Muzikや、Coskun(ジョシュクン)から若き日の素晴らしく瑞々しい歌声がたっぷり堪能できる音源が残されています。Rounderの「トルコ音楽の巨匠達」の1曲目には、彼女が歌う、余りにも有名な「ウシュクダラ」が収録されていました。かつてジョシュクンの2枚に「オスマン末期の爛熟した文化を感じさせる妖艶さを漂わせた名唱」とコメントしたことがありましたが、youtubeを見て尚更そう思います。1本目は民謡、2本目は後のサナートに繋がるような大衆的な歌謡、3本目は純オスマン古典的な歌唱と、対照的な3本を選んでみました。彼女の芸域の広さと、どの分野でも優れた歌手だったことを物語っています。 音源情報はこちら

"Katibim" by Safiye Ayla

日本では江利チエミの歌唱で有名になった「キャトビーム(ウシュクダラ)」。コメントにShe was Greek and her original name was Sofia とありますが、本当でしょうか? 色が浅黒いので、もしかしたらロマの血が入っているのかと思ったこともありましたが、真相は如何に。 Recorded 1949

SAFİYE AYLA TARGAN -- Çile Bülbülüm Çile

この人の関係のビデオも130本くらいありますので、未確認ですが、動いている所を見られる貴重な映像ではないかと思います。60年代くらいでしょうか。可憐かつ妖艶な歌声と、ロングトーンの息の長さ、さすがに聞かせます。一昨日も出てきたサーデッティン・カイナクの名曲。Makâm : Muhâyyer(ムハッイェル)、Usûl : Düyek(リズム周期:デュイェク)、Bestekâr(作曲) : Sâdettin Kaynak(サーデッティン・カイナク)、Güftekâr(作詞) : Vecdi Bingöl(ヴェジディ・ビンギョル)

safiye ayla

こちらは弓奏のヤイリ・タンブールの伴奏でオスマン音楽らしい繊細な節を聞かせています。

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