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2009年2月 9日 (月)

クツィ・エルグネル

オスマン声楽関係が続きましたので、ここら辺で器楽物を入れてみます。メヴレヴィー音楽の中心的な楽器である葦笛、ネイの現代最高の名手Kudsi Ergunerです。これまでにもオスマン器楽アンサンブルや、シャルクの伴奏等で何度も名前が出てました。彼は80年代のパリを中心としたワールドミュージック・ブームの牽引役を果たした人と言っていいでしょう。カッワーリの大歌手、故ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンの来日も、彼がいなければなかったのでは。父のウルヴィ・エルグネル(Ulvi Erguner)も、オスマン音楽の巨匠で、仏Al Surには名演(若き日のKudsiも参加)が残されています。息子は、オーソドックスなオスマン音楽家だった父よりも、色々な切り口のラディカルな音楽活動を展開してきたスーパースターだと思います。オーソドックスなメヴレヴィー音楽の枠に収まらないユニークな作品を色々なレーベルから連発しました。いずれも最近入手困難になっているのが残念ですが。この人の名前ですが、昔はクツィ・エルグネルと書かれたものですが、クドゥシ・エルグネルという表記が最近(ここ15年くらい?)では多いかも知れません。実際の発音はどちらが近いのでしょうか? 

erguner topluluğu - severim ben seni

ドキュメンタリー的内容の一本。弟のスュレイマンとの二重奏や、彼が関わった音源のジャケットなども出てきます。

Segah Taksim - Kudsi Ergüner

前に一度アップしたと思いますが、ピーター・ブルックの映画「注目すべき人々との出会い」の有名な一こま。これは彼の最も古い映像だと思います。エルグネル以上のネイ名手、アカ・ギュンデュズ・クトバイも出てきます。
以下DVDの解説(現在入手困難ですが)
キース・ジャレット、ボブ・ディラン、ケイト・ブッシュ、ロバート・フリップなどにも影響を与えた、20世紀ロシア(現在はアルメニア)の神秘思想家グルジェフの伝記映画。監督はピーター・ブルック。前半の一種の「歌合戦」のシーンでは、優勝するホーミー歌手のほか、セタール弾き語り、ヤイリ・タンブール(立てて弓奏するタンブール)演奏、トルコのネイはK.エルグネル(若い!)と、若くして亡くなった名手アカ・ギュンデュズ・クトバイも登場。中東音楽ファンも必見でしょう。(イディッシュ・ソングの名歌手ベン・ズィメットが歌っているのはアルメニアの歌に聞こえるが?)エンディング間近、「覚醒への旅」の果てにグルジェフが到達した、サルムングの僧院で繰り広げられるトンバク伴奏の神聖舞踏のシーンは、とても強烈な印象を残します。映画全編のベースに流れるのは、グルジェフの愛弟子のデ・ハルトマンの音楽。

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コメント

クドゥシ・エルギュネル
・・・ですね。

投稿: | 2009年2月10日 (火) 00時11分

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