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2009年3月14日 (土)

ポゴレリッチのスカルラッティ

スカルラッティの6日目、今日はユーゴ出身のイーヴォ・ポゴレリッチ。この人もドイツ・グラモフォンにスカルラッティをよく吹き込んでいたなと思って見てみたら、案の定youtubeも結構出ていました。今日選んだのは数ヶ月前に偶然Ottavaで耳にした例の曲だったと思います。Ottavaなので演奏は他の人でレーベルもnaxosの音源ですが、数小節聞いた途端に、28年ほど前にホロヴィッツの演奏に魅了されていた記憶が、パッと蘇りました。
今回のソナタK450(L.338)は、これまでで初めて4分の4拍子の曲で、そのリズムとメロディはタンゴかマーチ風にも聞こえます。しかし3拍子、4拍子問わず、どれも一聴してはっきりスカルラッティと分かる個性が刻印されていると思います。古風なのに何処かモダンな響きを持ち、スペインの要素が見え隠れする、そんな魅力的なプチモンド(表現が古いかも(笑))が555曲もあると言うのは、やっぱり凄いことだと思ってしまいます。昨日のソナタはアルゲリッチの、今日のはポゴレリッチの十八番のようで、音源も見かけます。二人の個性が良く出た選曲のようにも思います。

ポゴレリッチのデビュー当時の以下のエピソードは非常に有名な話。(以下ウィキペディアのアルゲリッチの記事からの引用)

1980年の第10回ショパン国際コンクールの審査員であったアルゲリッチは、ユーゴスラヴィアからの参加者イーヴォ・ポゴレリチが本選に選ばれなかったことに猛烈に抗議して、審査員を辞退した。ポゴレリチのことを「彼は天才よ!」と言い残して帰国した件だけが取り上げられることが多いが、アルゲリッチは「審査席に座った事を恥じる」と述べ、「魂の無い機械がはじき出した点数だけで合否を決めてしまうのではなく、審査員間でも協議するべきだ」と発言した。

Pogorelich Plays Scarlatti

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