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2009年3月 9日 (月)

スカルラッティとフラメンコ

トルコ・シリーズの途中ですが、実は最近カタログやその他諸々の準備でビデオを吟味している時間や余裕が余りないので、突然ですが当ブログの母胎、ZeAmiの方で入っている特徴的な新譜のご紹介を一つ。スカルラッティ関係で数日関連ビデオを見る予定です。ロンゴ(あるいはカークパトリック)番号別に一日一曲なんて言うのも乙かと思っておりますが(笑) 以下のCD、出たのは07年ですから少し経っていますが、どんなもんかいな?と周りを嗅いでいる内に日数が経っていました(^^;  (以下母胎HPからのペースト)

Flamencobarocco
D.スカルラッティとフラメンコ~フラメンコ・バロッコ

Marc Loopuyt(G), Catherine Latzarus(Cembalo), Laura Clemente(Flamenco Dancer)

バロック時代にスペインで活躍したナポリ生まれの作曲家、ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)の500曲を越えるチェンバロ・ソナタは、現代になってもピアノでも盛んに弾かれ親しまれてきました。私もホロヴィッツやハスキルなどの演奏を長く愛聴した一人ですが、わずか5分前後の曲に盛り込まれたあらゆる斬新な技法と瑞々しい表現にはいつも驚かされます。そんなスカルラッティの鍵盤音楽を聞いていて気付くのが、スペインのファンダンゴなどの民族的なリズムの存在。ソナタ全体の何パーセントかには、明らかにそういうスパニッシュ・リズム(3拍子系)が躍動しています。一方フラメンコが成立したのは、18後半~19世紀前半と言われていますが、スカルラッティの音楽には既にその雛形のリズムが聞き取れると思います。当アルバムは、チェンバロと当時のオリジナル復元ギター(古雅な響きのフラメンコ・ギターです)、フラメンコ・ダンサーによるカスタネットとパルマ(手拍子)による演奏。ギターのMarc Loopuytはウード奏者として仏Budaからのアラブ・アンダルシア音楽等の数枚のアルバムでお馴染みの演奏家でしょう。現在はアゼルバイジャンに住みムガーム音楽に関わっているそうで、仏BudaからCDも出ていました。スカルラッティの鍵盤曲と、彼が耳にしたであろうスペインのリズムを合わせることで、その繋がりを探ろうと言う刺激的な試みの演奏です。

Horowitz - Scarlatti Sonata L23

ウラディーミル・ホロヴィッツの名演(1986年@モスクワ)を一本アップしておきます。ロンゴ23番のソナタです。ファンダンゴではないですが、かすかにスペインらしさも感じられるはず。上記の文中で書いているような、明確にファンダンゴ的なビデオを見つけたら後日アップする予定です。

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