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2009年3月23日 (月)

SQによる歓喜の合唱

ベートーヴェンの後期カルテット、あと二日程続けたいと思います。今日は弦楽四重奏曲第15番 作品132の第3楽章。mixiには「人類史上最高傑作だ! 」というコミュニティがあったりもします。老いと孤独をひしひしと感じていたベートーヴェンが、病を克服した時の喜びを音楽にした一曲。感じ方は人それぞれだと思いますが、この楽章のしみじみした美しさには昔大変に感銘を受けました。
今日もブダペスト弦楽四重奏団の演奏です。彼らの後にジュリアードやスメタナ、ラサールなど、優れたカルテットが沢山出現していますので、オールドスタイルになっている部分はあるようですが、私はブダペストの大らかで温かい音色が一番だと今でも思います。ノスタルジーを醸し出すようなyoutubeのビデオがなかなか良いです。(以下の曲目解説は上記mixiコミュニティーより)

1.主部(第1主題):
モルト・アダージョ Molt adagio リーディア調(ヘ長調)
"Heiliger Dankgesang eines Genesenen an die Gottheit, in der lydischen Tonart"
「病から回復したある一人の者が神に捧げるリーディア調の聖なる感謝の歌」

2. 中間部(第2主題):
アンダンテ Andante ニ長調
"Neue Kraft fuehlend" 「新たな力を感じつつ」

3. 第1再現部(第1変奏):Molt Adagio リーディア調(ヘ長調)

4. 第2中間部:Andante ニ長調

5. 第2再現部(第2変奏、終止部):
モルト・アダージョ Molt adagio リーディア調(ヘ長調)
"Mit innigster Empfindung" 「衷心から感情をこめて」

Beethoven Quartet op 132 3rd movt - Budapest Qt (1/2)

Beethoven Quartet op 132 3rd movt - Budapest Qt (2/2)

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