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2009年4月26日 (日)

ベルベル語の歌詞とセム・ハムの話

先日アップした往年のカビールの名歌手、シェイフ・エル・ハスナウィのビデオに、ベルベル語の歌詞をローマ字表記したものがありましたので、今日はそれを上げてみたいと思います。言葉の響きを聞いても、字面を見ても、明らかにアラビア語とは異質な言葉であることがよく分かります。アラビア語はヘブライ語と同じセム語族に属するため、かなり似た面が多く、語彙でもほんの少し音が変って文字がヘブライ文字になっただけのものがかなりあります。一番有名なのは、「こんにちは」の例でしょう。アラビア語のサラームがヘブライ語ではシャローム、アラビア語で(アッ)サラーム・アレイコムが、ヘブライ語ではシャローム・アレイヘムと、いかに似ているかがよく分かるかと思います。単語が大体3つの語根から成っている所も同じです。
なおセム語族という呼称は、セム・ハム語族がアフロ・アジア語族という名前に改称されてからは、一般的でなくなっているかも知れません。セム・ハムという言葉は旧約聖書の創世記、ノアの物語から出てきた言葉で、ノアの息子がセム・ハム・ヤペテの3人となっています。因みにヤペテは、ヨーロッパ人の祖先とされているようです。ハムの末裔がアラブが入ってくる前からいる北アフリカの先住民、ベルベル人やエジプトのコプトになります。

el hasnaoui : vu tabani

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