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2009年4月28日 (火)

今日もリミティ

今日もシェイハ・リミティの映像を見てみたいと思います。彼女の全盛時代でしょうか、カセットなどの音源や、秘蔵映像らしきものも結構youtubeで見つかります。今日のような筋金入りの歌唱を聞くにつけ、「ライのゴッドマザー」をもっと若い頃にも見たかったと思うことしきり。ライのルーツについて関根謙司氏の解説(音楽之友社刊「世界の民族音楽ディスクガイド」より)によると、18世紀以降にカスバ(アルジェかオランかは不明ですが、取り合えずオールド世代にはナツメロ名曲「カスバの女」でお馴染みでしょう^^)で口語アラビア語の物語詩や即興吟遊詩が歌われるようになったようですが、元を辿ればアンダルス音楽やベドウィン(アラビア遊牧民)の音楽の流れを汲んでいるようです。伝統的なライの歌手のことはファフシース(詩人)と言われたようです。伴奏はその頃から縦笛ガスバやゲラール(あの細長い太鼓のことか?)で演じられたようです。
ライのルーツに当たるアルジェリアのベドウィンの歌唱では、大分前にもアップしたシェイフ・ハマダ(仏Club du Disque ArabeからCDがありました)を是非ご覧下さい。彼の歌声は、音源の残っている中では一番素晴らしいと思います。ビデオの解説には、Cheikh Hamada blended judeo arabic music with beduin music to produce the precurser to RAI musicとあります。ユダヤ・アラブの音楽とベドウィン音楽を混合することでライの先駆者になったとのことですが、ユダヤ・アラブの音楽というのは、アンダルス系の音楽になるのだろうと思います。一方シェイフ・ハマダと前後して取り上げたフリフィ・アーメドの歌などは、ベドウィン音楽そのものかも知れません。

Cheikha Rimitti - Ya Milouda

リミティ本人の若さから見ると、70~80年代の映像でしょうか。ベリーダンス付き、ヴァイオリン伴奏、本人のベンディール?の妙技もたっぷり、またユーユーも入ったゴージャスな映像です。

Cheikha Rimitti - Hya B ghate Sahra

96年頃の映像のようです。ガスバと太鼓だけの伴奏による伝統的なスタイルの歌。

Cheikha Rimitti, " Hak Sorra Hak ! ", chanson érotique.

昔のカセット音源のようです。彼女の全盛期でしょうか。これはやっぱり一番凄いかも。解説に" Hak Sorra Hak ! ", chanson érotique. とあります。どういう風に「エロティックな歌」なのか知りたくなりますが^^

Cheikha Rimitti- Mout el ghadara

これも素晴らしい!

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