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2009年6月15日 (月)

サハラのオアシス、グララの音楽

チュニジアに更に入っていく前に、アルジェリアで忘れていた所がありましたので、今日はそれを行ってみます。アトラス以南の住民はベルベル人と黒人が中心のようですが、特によく知られている地方としては、アルジェリア南東部のタッシリ・ナジェール、中部のグララがあります。タッシリ・ナジェールからマリ北東部、チャド北部のサヘル、ニジェール、リビア南部などは、いつかまとめて回りたいと思いますので、今回はグララのみにする予定。
グララの音源はUnescoとInstitut du monde arabeから出ていました。いずれも旧宗主国フランスからのリリース。グララには古来ユダヤ教徒やハム系黒人が住んでいたそうですが、イスラーム侵攻以降は遊牧アラブのヒラール族が移住。現在のグララは100ほどのオアシスから成っているようです。この地方で伝承されている音楽では宗教的な内容のものが有名で、イスラーム聖者のマラブーへの賛歌や、ティミムーンのマウリド(ムハンマドの生誕祭)などがよく知られていて、タムジャという木笛などの伴奏で語られます。Institut du monde arabe盤で演奏しているアハリール(「夜の人々」の意)とは、音楽ジャンルであると共に、演奏集団を意味しているとのこと。グララの音楽は、音的には北のアラブではなく、いわゆる「砂漠のブルース」のイメージに近く、更に南の黒人音楽との繋がりを強く感じさせます。
参考文献:世界の民族音楽ディスクガイド(音楽之友社)の関根謙司氏の上記2枚のレビュー

Le Sahara:De la Saoura au Gourara:

gaada diwan bechar- Gourara

グララ発のこういう音楽は初めて知りました。ここで聞こえるのはタムジャではなく、スパイク・フィドルの一種か?

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