« ハティクヴァ | トップページ | バルトークがビスクラで聞いたのは・・・ »

2009年6月 4日 (木)

シュロモ・ミンツのパガニーニ

シュロモ・ミンツの名が出た所で、ちょっとクラシックに寄り道。いや、寄り道の寄り道でしょうか(笑) 彼の演奏で80年代に話題を集めた一つが、パガニーニの24のカプリースの録音でしょう。無伴奏ヴァイオリンのための曲集で、10度の重音、左手のピツィカートなど、ありとあらゆる超絶技巧のオンパレード。ジプシー・ヴァイオリンなどとは異なる難技巧の数々で、映像で見るとまた凄まじいものがあります。それをミンツ氏は軽々と弾いてしまっています。昨日書いたように、しっとりしたブラームスのソナタ2番も絶品でした。ただし個人的にはJ.S.バッハのシャコンヌなどは、重音が一つに聞こえてしまって、どうしても馴染めませんでした。

Paganini: Caprice No. 5 (Shlomo Mintz)
猛烈に速くて難しいスケール中心の華麗な5番。

Paganini: Caprice No. 20 (Shlomo Mintz)
バグパイプを模したような穏やかな重音の叙情的な20番。

Paganini: Caprice No. 24 (Shlomo Mintz)
一番有名な24番。主題の後、様々に変奏されます。

|

« ハティクヴァ | トップページ | バルトークがビスクラで聞いたのは・・・ »

ヴァイオリン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: シュロモ・ミンツのパガニーニ:

« ハティクヴァ | トップページ | バルトークがビスクラで聞いたのは・・・ »