シュロモ・ミンツのパガニーニ
シュロモ・ミンツの名が出た所で、ちょっとクラシックに寄り道。いや、寄り道の寄り道でしょうか(笑) 彼の演奏で80年代に話題を集めた一つが、パガニーニの24のカプリースの録音でしょう。無伴奏ヴァイオリンのための曲集で、10度の重音、左手のピツィカートなど、ありとあらゆる超絶技巧のオンパレード。ジプシー・ヴァイオリンなどとは異なる難技巧の数々で、映像で見るとまた凄まじいものがあります。それをミンツ氏は軽々と弾いてしまっています。昨日書いたように、しっとりしたブラームスのソナタ2番も絶品でした。ただし個人的にはJ.S.バッハのシャコンヌなどは、重音が一つに聞こえてしまって、どうしても馴染めませんでした。
Paganini: Caprice No. 5 (Shlomo Mintz)
猛烈に速くて難しいスケール中心の華麗な5番。
Paganini: Caprice No. 20 (Shlomo Mintz)
バグパイプを模したような穏やかな重音の叙情的な20番。
Paganini: Caprice No. 24 (Shlomo Mintz)
一番有名な24番。主題の後、様々に変奏されます。
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